Hone.のPC工房

PC工作好きなHone.の活動記録ブログ

MOUSE N410E64PRO入手

ストレージに難ありな14インチ液晶ノートPC

 本日大須は「じゃんぱら」にてMOUSE N410E64PROを税込9800円にて購入。本機はSoCにGemini Lake Celeron N4100、メモリはシングルチャネルでDDR4-2400 4GB、ストレージは64GB eMMCとM.2 SATA SSD搭載可能で14インチ ノングレア TNパネル液晶を搭載したFANレスノートPCです。

 

中古にしては綺麗

 

 天板にはマウスのマークが入っているだけで傷もなく綺麗な状態です。

 

裏面。吸気口も排気口もないファンレスタイプ

 

 裏側にはM.2 SSD(SATA専用)スロット以外は何もなくスッキリ。

 

パームレストも色剥げもなく綺麗

 

 キーボードの文字消えもなく綺麗な状態です。タッチパッドはやや大きめ。

 

液晶の表示も綺麗

 

 液晶も圧痕なども無く映りが綺麗です。ちなみにFHD(1920×1080ドット)表示。

 

マザーボード裏側

 

 電源有線化改造の為、マザーボードを取り外した所。

 

メモリは8GB分のランド(未実装部分)がありバリエーションで8GBの製品が存在しそうです。

 

マザーボードは100×200程度と小型。

 

マザーボード表側

 

 マザーボード表側はヒートシンクの銅板が目立ちます。銅板の面積は広めです。

 

SoC(中央)

 

 ヒートシンクを外した所。中央にSoCのN4100があります。その左隣はeMMCとBIOS ROM。

 

電源改造

ACアダプタポート

 

 本機筐体からバッテリーを撤去しています。

 

ACアダプタは19Vのタイプが付属していましたが、マザーのACアダプタポートは我が家の共有電源化の為取り外されます。

 

延長コードを直付け

 

 ACアダプタポートを外して延長ケーブルを半田付けしします。

ついでに抜け防止に結束バンドで電線を位置決めしています。

 

取り付けた所

 

 延長ケーブルを取り付けたマザーボードを筐体に戻した所。筐体の穴から必要以上にケーブルが抜けない様に結束バンドで固定しています。この後結束バンド周辺をホットボンドで固定してケーブルが動かないように固定しています。

 

その他の改造ではスピーカーの配線をコネクタから外して無音化。さらにカメラとマイクも配線を外して無効化しています。(Windows10個人情報保護対策)

 

OS

 本機にはWindows10 Home 1607 64Bit版をインストール。

例に漏れずMouseのHPでは一見さんではドライバーBIOSのダウンロードができません

Mouseのアカウントを作りログインした状態でないとドライバーやBIOSデータは入手できません。

ついでに言うと本機の製品ページは削除され存在していませんでした。

 

Mouseのアカウント取得前にOSをインストールした私は、同型SoC N4120搭載のBMAX B2 Plusのドライバを使用して不明デバイスのドライバをインストール。

 

WindowsUpdateを合わせて総てのデバイスにドライバをインストールできています。

 

パフォーマンス

 ストレージのeMMCが搭載されていますが、アクセス速度が読み込み76MB/sと非常に遅くDiskInfoで状態を見れないほかバックアップソフト等でもeMMCを認識しないなど謎が多い為、eMMCは使用せずM.2 NGFF(SATA) SSDを増設して使用します。

 

ストレージをM.2 SSDにしたら本機の挙動が軽くなりました。

 

ベンチマーク

 本機も例に漏れずSoC温度に比例して動作クロックを下げてしまいます。SoCにCPU・iGPU共に100%の負荷をかけて発熱とベンチマークスコアを確認しています。

 

SoC 100%負荷時(1時間経過後)

CPU-Z Multi Thread bench:486(64Bit OS)

SoC温度:70度 動作周波数:1.6GHz

 

SoCの温度はファンレスの本機にしては優秀と言えます。動作周波数の制御でうまく発熱をコントロールしていると感じます。

 

アプリケーションの動作は内蔵eMMCを使わずM.2 SSDを使用した場合は結構良い動きをしています。良くも悪くもAtom系SoCですがWEBブラウズや動画、音声の視聴などは普通にこなします。

 

ただゲームに関してはAtom系SoCのパフォーマンスにプラスしてメモリがシングルチャンネル動作の為、3D系の作品はまず快適には動作しないでしょう。ベンチマーク中のスコアも寂しい値でした(笑)。

 

それでもテキストベースのアドベンチャーや過去のエミュレーターで動作が軽い物ならば本機でも十分動作するようです。

 

グラフィックスパフォーマンスが低いのに表示画面をフルハイ液晶にしているのも動作を重くしている原因とも言えます。この辺りは好き嫌いが判れるところです。

 

その他に

 本機には

があります。バッテリーを撤去したため筐体内部に非常に広大な空き地が出来上がっていますが、無理して改造などせず現状のまま使用していこうと考えています。