1か月ほど前、大須は某所にてDELLのデスクトップ型ジャンク品を購入して死蔵していました。物は「DELL OptiPlex 3050」で、ケース・電源・マザーボード・光学ドライブのみのベアボーン状態でした。価格の方はBIOS起動確認済みで税込1100円。
整備中の本機
本機は第七世代デスクトップCPUが搭載可能な小型デスクトップで、埃塗れの状態だったので掃除ついでに所持しているパーツで動作するところまで整備してやろうと思います。
ドライブベイ周辺
内部
本機の内部はCPUクーラーと光学ドライブが付属していましたが、CPUが無かったため友人から寄贈された第七世代Core i3-7100Tを装着ています。
メモリはDDR4-2400の2GBが2枚余っていたので動作確認用に装着しています。
電源が汚かった
埃が酷い電源内部
埃が酷かったので電源を分解して掃除しています。電源は180Wでほぼ12V単一電源の様です。唯一「PS. ON」と動作が似ている制御線と「SB」相当の5Vが出ている様です。
しかし汚かった(笑)
ちんまりと小さな電源基板で「動作大丈夫か?」とちょっと不安になってみたり。
専用マザーボード
ドライブベイを外した状態
本機マザーボードは第七世代CPU向けで、デュアルチャンネル対応DDR4メモリスロット、M.2 NVMe専用SSDソケット、PCIe Gen3 ×16スロット、PCIe Gen3 ×1スロットがあります。
SATAは光学ドライブと3.5インチベイのHDD/SSD用に各1つづつ、ストレージの電源はマザーボードから出ています。
バックパネル
通気性が良い後ろ側
本機の後面はCPUクーラーの排気と筐体内の自然対流で冷却できるように無数の穴が開けられています。
マザーボードのリアパネルには必要最低限のI/Oのみが実装されていて、非常に好ましい(笑)
本機フロント
動作中の様子
本機フロントパネルには通気用の格子状のスリットが開けられています。
ただ横置きすると冷却のための自然対流が起きにくいので、フロントに80mm FANを追加して強制的に内部へ空気を取り入れています。
光学ドライブは2.5インチ変換ベゼルを入れている関係でLEDが常時点灯しています。電源LEDとしても重宝します(笑)。
ストレージ拡張
拡張スロットにカード追加
本機はゲーム用途で使用しない為、拡張スロットにストレージカードやSATAカードを追加してSSDを積めるだけ追加してやろうと考えています。
追加の拡張カード
PCIeスロットの拡張カード
本機の拡張はストレージが物理的に搭載可能な数を詰め込む予定でいます。
手始めにPCIeカードスロットを埋めます(笑)
今回使用したカードはM.2 NVMe・M.2 SATAコンボカードと2ポートSATA拡張カードです。
これらのカードを使用する事により、
- PCIe Gen3 x16スロットにNVMe SSDとM.2 SATA SSDを一基づつ(PCIe Gen3×4でNVMe接続とマザーボードからSATA接続)
- 3.5インチベイに2.5インチ×2変換トレーを搭載して2.5インチSSDを2基(PCIe Gen3×1スロットのSATAカードで接続)
- 光学ドライブベイに2.5インチSSDを1基(マザーボードから接続)
- M.2 NVMe SSDが1基(マザーボードに起動ストレージとして装着)
以上のストレージが合計6基搭載できます。
拡張カードを選べば3.5インチベイに5基のM.2 SATA SSDが載るんですが、そこまでお金を賭けたく無いので自重します(笑)。(ヒントはポートマルチプライヤー接続)
光学ドライブ型2.5インチ変換ベゼル
まぁアレです。やろうと思えばココまでできますよ、と言うネタですね。
本機はデータ整理用の機材として何れストレージを追加してお役に立って頂こうと思っています。
動作
問題無く各部が動作しています。当初BIOSのSATA設定がRAIDになっていて拡張カードが誤動作していることに気付くまで時間がかかりましたが・・・。
DELLのPCは独自の設定項目やビジネスモデル特有の設定があったりと悩む部分がありますが、今回は無事セットアップが完了してテストできています。
1100円で第七世代の比較的小型なベアボーンPCを入手できたのは幸いでした。