タブレットを分解して部品を仮配置してみる
ローエンド属Atom目Atomスキーな私(笑)は、低パフォーマンスのPCに慣れているので初期のAtomなPCでも「それなり」に利用できています。
本機は2017年製ですが、現在でも問題なく使用できているのでこれからも使い続ける予定です。
前回は私が所有しているDiginnos DG-D08IW2LにUSBポートとストレージ、冷却用FAN付ヒートシンクを搭載する計画を立て、一部部品の加工を行いました。
前回の記事「8インチタブレットを拡張してみよう 計画編」(リンク)
今回は用意した各部材をタブレットの筐体に仮配置します。
部品の配置決定と仮固定
各部品の位置関係の確認
まずタブレットの裏蓋を取り外し、裏蓋のアルミ部分に今回増設する各部品を配置します。
配置が決定したら裏蓋に取り付け穴を開け、各部品をネジ止めします。
USB HUBだけは現在手配中のプラケースに固定する関係で仮置きしています。
部品の高さを抑えて配置
部品の高さは13mm以内
上の写真ではネジ止めした各部品が確認できます。取り付けネジが多少長めなのは、この後プラケースが間に入るので多少長めに見積もっています。
FAN付ヒートシンクはSoCの直上に配置し、SoCの発熱を出来るだけ早く冷却できるようにします。ヒートシンク部の接触面にはサーマルグリスを使用し放熱効率を高めます。
その横のFET SWは各部への電源をタブレットの起動と連動させます。
その奥の緑色の基板がUSB接続のM.2 SATA SSD用変換基板です。
ネジ止めは高さとの闘い
裏蓋のアルミ部分のネジ
裏蓋のネジ止め部分はマザーボードへの干渉が無いよう2mmの低頭ネジを使用し、マザーボードの機能部品との接触を回避しています。
まだプラケース用の穴が開いていませんが、現物を入手次第取り付けと最終加工を行います。
マザーボード加工
電源線を半田付け
本機の電源はバッテリー端子の「+(黄色)」と「-(灰色)」に接続します。またFET SWのトリガーにUSB端子の5V(赤線)を引き出します。
USBポート
基板のチェック用ランドを活用
上の写真は本機のMicroUSBポート周辺です。ポートのパタンを辿っていくとチェック用ランドがあり、このランドからUSB HUBに繋ぐ「D-」と「D+」の信号を引き込みます。
あと本機にはバッテリーが無いので、充電の必要がありません。そこでこのUSBポートをホストとして設定する為にMicroUSB端子の4番・5番ピンのチェック用ランドを短絡します。
4番IDがGMDに短絡していないと本機のUSBポートは、未接続か充電器が接続されている状態と認識します。その場合USB信号「D-」「D+」が出力されない為、接続したUSB機器が認識しません。
今回は筐体に穴を開け部品を配置して、各部品の位置関係を把握しました。
次回はプラケースを筐体に取り付けて完成させたいと思います。