Hone.のPC工房

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8インチタブレットを拡張してみよう 製作番外編

不具合が出ちゃったよ(泣)

 先回完成させた8インチタブレットの増設でしたが、どうも拡張したストレージ2つを同時にアクセスしていると稀に片方のストレージをロスト(再起動するまで発見できない)が発生するようです。

 

関連リンク

 8インチタブレットを拡張してみよう 計画編(リンク)

 8インチタブレットを拡張してみよう 製作前編(リンク)

 8インチタブレットを拡張してみよう 製作中編(リンク)

 8インチタブレットを拡張してみよう 製作後編(リンク)

 

原因はUSB信号のノイズではないかと判断し対策を行いました。

 

対策その1

USBのノイズ対策

 

 写真はUSB配線にノイズ対策を行い、配線経路もUSB HUB内部からケース内へ引き回しを変更しました。

 

これにより「本体から来たUSB信号線」に「HUBから出たUSB配線」の信号干渉を軽減しています。

 

同じ信号線が並行して配線されると相互干渉により信号品質が低下する場合があり、今回はUSB HUB内で平行配線が行われていたため誤動作が起きたようです。

 

5センチ程度と手を抜いたのが悪かったようです(汗)。

 

各USB接続SSDへのUSB信号線に銅箔でシールドし、変換基板のGNDへ接続してノイズ対策としています。

 

あとは本体からの信号線を出来るだけ最短距離でHUBに接続できるように線長を短くしています。

 

対策その2

 よく考えたら「入側USB信号をHUBの基板内パターンと平行して配線すると同じ事じゃね?」と思いつき(笑)、追加で改造を行うことになりました。

 

HUBの裏側をシールド処理

 

 入側USB信号線を通すHUBの裏側に銅箔を使ってシールド処理します。

 

入側USB信号線を基板裏側に

 

 本体から来たUSB信号線を上でシールド処理したHUB基板の裏側を通します。これでHUBから出る信号の干渉は受け難いはずです。

 

HUBの電源を環状接続する

 

 HUBに対して電源線を2本づつ接続しているのは「HUBの電源パターンが細い」為で、たとえ500mAの定格でも4つ集まれば最大2Aです。

 

その割にはHUB基板の電源パターンが細く感じられたので、電源線をHUBの電源入側と基板末端の2か所に接続して各USBポートに安定した電源供給ができるように接続します。

 

よく考えたらUSBの入力がUSB2.0なら定格500mAしか流れないので基板の作りは「まぁその通り」なのですが(笑)

 

ですが本機はUSB3.0規格の最大900mA食うであろうSSDが2基繋がっているからHUBからしてみれば「想定外」なのでしょうね(笑)。

 

結果

これだけの対策を行っても「同時アクセス」では片方の増設ストレージが「消える」現象が発生するようです。

 

完成

 

本機や追加したUSB HUBの性能なども絡んでいると推測(笑)。

 

なので今後は「拡張ストレージへの同時アクセスは極力控える」ことで対応しようと思います。

 

ただ気持ちの上で「ノイズ対策と電源対策」を万全に近づけた事には以前より改善できている「はず」なので、やって良かったと思います。

 

ローエンドなタブレットPCで「複数の作業は難しい」と判っただけでも良い勉強になったと思います。