Hone.のPC工房

PC工作好きなHone.の活動記録ブログ

当ブログはWindows10の初期ビルドが動作するPCを中心にPC改造やPC工作の記事を書いています。
当ブログでは2017年以降の「Microsoftの方針」や「Windows11」を推奨しておりません。

8インチタブレットを拡張してみよう 製作番外編2

放熱を良くしよう

 USB HUBやFAN付ヒートシンク、果てにはM.2 SATA SSDを増設した我が家の8インチタブレット「Diginnos DG-D08IW2L」でしたが、長時間「ある程度の負荷」を掛けた状態で放置するとタブレット筐体と追加したSSDの熱が「じわりじわり」と高くなっていました。

 

関連リンク

 8インチタブレットを拡張してみよう 計画編(リンク)

 8インチタブレットを拡張してみよう 製作前編(リンク)

 8インチタブレットを拡張してみよう 製作中編(リンク)

 8インチタブレットを拡張してみよう 製作後編(リンク)

 8インチタブレットを拡張してみよう 製作番外編(リンク)

 

この発熱自体は筐体のアルミ部分を「ヒートシンク代わり」にしている関係で仕方の無い部分ではあるのですが、もう少し改善できないかと考えてみました。

 

放熱改善

FAN付ヒートシンク交換と増設側ケースの加工

 

 まず後付けのケース部分にある筐体接触部(ケース底面)を減らして、アルミ部分の熱を逃げやすくします。

 

次にFAN付きヒートシンクを大型化して放熱効率を上げます。実は本機の癖として「SoCは元より電源ICの方もけっこう発熱する」のを失念して製作していた為、筐体のアルミ部分が暖かくなり増設部のケースで熱の逃げ場が無くなっていた様です。

 

ヒートシンクはSoCと電源ICをカバーしてもお釣りの出る大きさで、筐体アルミ板へ熱が逃げる前に冷却できれば良いと思います。

 

今回は問題の増設部ケースを大きく開口しFANの吸気に晒す事で増設部筐体から外部へ排気する様に作り替えます。これで熱がケース内に籠るのを防げるはずです。

 

完成

完成後の内部

 

 各部品配置は以前のままで増設部の筐体のみ取り付け方法を「ネジ止め+両面テープ張り」に変更して「ポリプロピレン」の時間経過による変形に対処しています。

 

変更したFAN付ヒートシンクが大きくなり増設部ケースに収まらなくなった為、ケース上面を開口し吸気口にしています。

 

FAN開口部

毎度の如く開口が汚い(笑)

 

FANの口径は40mmでFANガードを追加すると丁度15mmの高さとなり、ケースを開口すると綺麗に収まります。

 

ただケースを開口しただけでは直置きすると吸気口を塞ぐので、5mm程度ゴム足で嵩上げして対策しています。

 

配線を簡略化

USBの配線

 前回2基ある増設ストレージの「同時アクセス」で片方のストレージがシステム認識から消える問題が発生し、対策として銅箔によるシールド処理を行いました。しかし改善には至らなかった経緯を鑑みて、いっその事「シールド処理をしない」選択をしました。

 

シールド処理前より単品のストレージはアクセス速度40MB/sと良好であり、問題なしと判断しています。

 

件の不具合は「電源の引き回し」もしくはHUBや「本機USB周りの作り」に起因するのではないかと考えています。

 

そこで増設ストレージとUSB HUBを個々に電源部のFET SWから電源を採ることで対応します。

 

冷却FAN

駆動中のFAN

 

 今回採用したFAN付ヒートシンクは「太古の昔のグラフィックスカード(笑)」に付属していた物の再利用です。

 

FANは12V駆動ですがFET SWの5Vに接続して回転数を落とし静音に動作しています。肝心の風量に関しても以前より増しているので、吸気した空気が増設部筐体内で対流せず押し出される為ケース内に熱が籠ることは無い様です。

 

発熱

高負荷中の各部の発熱

 

 改修後の本機の発熱はおおよそ70度弱、ストレージも高くて50度前半程度に収まっています。

 

SoC動作は高負荷時、4コア1.67GHzと定格の1.44GHzより高いバースト周波数で安定動作できるようです。

 

今回の改修での最も効果があったのは筐体に熱が伝わり難く、増設ストレージの温度上昇をある程度抑えられている事です。

 

動作は安定

 8インチ「FANレス」タブレットの制限された機能をより良くするために行った改造ですが、本機の利用目的の多くはWindows Vistaや7といった古い世代の2D表示ゲームの補完とプレイが出来たら良いかなと思っています。

 

Atomの割と初期の世代(初代Net Book)で動作するようなゲームソフトならば本機では不都合なく動作します。

 

またそれ以降のソフトウェアでも設定をちょっと弄れば快適かどうかは置いておいて、ソフトウェアとして「動作は」します。

 

昨今の最新ハードのように「互換性破棄」による「ソフトウェアが動作しない」などの不具合はありません。

 

そうした最新機種の負の側面とは無縁な「過去ソフト専用ハード」が欲しくて、今回8インチタブレットを拡張し延命させています。

 

いや何、最新ハードはOSも中身も「互換性に関しては信用が無くなった」ので、中古やジャンクなPCを再利用した方が「互換性に関しては」安心なのです。

 

OSの話が出ましたが、本機のOSも発表当時のWindows8.1から少し経った初期のWindows10をインストールしています。

 

理由は64Bit OSの割に使用メモリを少なく「できる」事が第一に、あとは昨今のように後付けでゴテゴテとメモリを食う「基本機能」を付加される前のOSなので非力と言われるAtom SoCでも「それなりに」快適動作に近づけて使用できます。

 

64Bit OS用でありながら実装メモリが2GBしか無い本機ではOSの選択肢も狭くなっているのです。

 

それでも組み合わせさえ良ければソフトウェアは「普通に」動作します。

 

非力なAtom SoC搭載PCも利用シーンさえ選べば今でも「捨てたもんじゃない」という事です。