Hone.のPC工房

PC工作好きなHone.の活動記録ブログ

MLPC復活させた件 8インチ液晶一体型PC再構築

新しいPCが総ての面で優秀とは限らない

 最近私が製作した液晶一体型PC「SLPC」に採用したマザーボードIntel Processor N100が搭載されて、省電力でありながら第六世代Core U SoCよりもパフォーマンス的に優れているので期待していましたが、過去のソフトウェアとの互換性が失われており私の利用目的である旧作ゲームソフトの補完と実行が難しい状況です。

 

そこで一度廃盤とした8インチ液晶サイズの小型PCを旧作ゲームソフトウェアの補完と実行用に復活させました。

 

8インチ液晶小型PC「MLPC」

本機

 

 本機はSLPC製作に伴いマザーボードを抜き取った為、廃盤としたPCですが件のN100で互換性不良が頻発したので急遽作り直しています。

 

以前SLPCに使用していたマザーボードが余ったからとも言えますが(笑)。

 

本機内部(以前と比べ簡素に)

 

 内部的には「余分なものを極力無くす」のを目標に必要最低限の部品構成で作り直しています。

 

マザーボードには第七世代Core U SoCのCore i5-7260Uを載せたNUC7i5BNH、メモリにはDDR4-2133 8GB(デュアルチャンネル)、ストレージはM.2 NVMe Gen3×4 2280 1TBを装着しています。 

 

筐体構造的にUSB2.0の数が少なかったので3ポート背面に向けて追加しています。

 

液晶画面用電源(中央)

 

あとは液晶画面駆動用にDC-DCコンバータを左側面に配置しています。これは本機に19Vの電源を接続した際に液晶側に12V以上の電圧がいかないように電圧を調整しています。

 

また本機は電源電圧12Vと19Vに対応しています。

 

液晶制御基板周辺

 

 液晶画面裏は以前の「MLPC」のまま手を入れていません。強いて言えばオプションでスピーカーを追加できる程度でしょうか(笑)。

 

液晶画面は1280×720ドット 16.7M色 IPSパネル TTL接続で発色が良く、バックライトが多少明るすぎる位に輝度が高いです。マザーボードとの接続にはHDMIを使用しています。

 

この液晶解像度の1280×720ドットは過去のテキスト型ノベル系ゲームの表示解像度に最適で、8インチの表示サイズも相まって非常に理想的な「表示」が出来ています。

 

また表示密度(画素数)が低めなので、グラフィックスパフォーマンスが低いマザーボードでもFHD(1920×1080ドット)表示に比べ表示負荷が低く抑えられます。

 

一つ欠点があるとすれば液晶制御基板の機能制限により、マザーボードBIOS画面の表示ができない(映らない)のが欠点と言えます。BIOS設定には本機を分解して他のモニターを繋げる必要があります。(BIOS設定の頻度はほぼ無いに等しいですが)

 

OS

 本機のOSはWindows10 Home 1607 64Bitをインストールし、可能な限り「軽量化」とスパイウェアなどの個人情報搾取機能を無効化しています。

 

古いバージョンのOSを使う事でMicrosoftの強制アップデートなどを回避する目的もありますし、新しいバージョンのOSでのソフトウェアの互換性不具合を回避できます。

 

軽量化のおかげでOS起動時のメモリ使用量を1GB程度までに抑えることができています。

 

本機の利用

 本機は基本的にゲームしかインストールしません。とりわけ先に製作しているN100搭載PC「SLPC」で動作しなかったソフトウェアを本機にインストールして遊びたいときに本機を起動してプレイする感じです。

 

それだけN100で過去のゲームが動かなかったと言う訳ですが(泣)。

 

今後

 本機に搭載されているストレージが1TBなので2TBに換装しようと考えています。また可能であればUSB3.1接続のUSB SSDも増設手段として考えています。

Intel Processor N100 旧作ゲーム起動不能確認メモ

最終更新:2024年03月23日

旧作ゲームが動作しない?

 最近入手したIntel Processor N100(以下N100)搭載PCで、Windows7時代のゲームソフトに起動しないタイトルが複数あることが判りました。そこで私の手持ちのゲームソフトをN100搭載PCにインストールして動作確認しています。

 

ソフトウェアのインストールと起動確認をして、起動不能なタイトルを追記していきます。

 

テスト環境

  • Intel Processor N100
  • LPDDR5 4800 8GB
  • M.2 SATA SSD 1TB 
  • Windows10 22H2 Home 64Bit
  • DirectX 9 ランタイム
  • C・C++ ランタイム(適宜)
  • Cortana 無効化
  • Defender 無効化
  • Xbox機能無効化
  • メディア機能削除
  • ストアアプリ アンインストール
  • EDGE・IE アンインストール
  • ONE Drive アンインストール

 

以下に動作(起動)しなかったソフトウェアをメモしていきます。

N100動作不能ソフトウェア一覧

「メーカー(レーベル)・タイトルの順」(順不同)

ALcot(Honey Comb)

ASa Project

  • かりぐらし恋愛 ~Karigurashi Renai~
  • スキとスキとでサンカク恋愛
  • フタマタ恋愛 瑠衣and宮子ミニアフターストーリー
  • 恋愛、借りちゃいました
  • 恋愛×ロワイアル

Astronauts(SPICA・COMET)

  • あおぞらストライプ

AXL

CLOCKUP

  • 眠れぬ羊と孤独な狼 -A Tale of Love, and Cutthroat-
  • 眠れぬ羊と孤独な狼 -A Tale of Love, and Cutthroat- 外伝

CUBE

  • 恋する彼女の不器用な舞台
  • 間宮くんちの五つ子事情
  • 倉野くんちのふたご事情
  • ネコと女子寮(ワカイ)せよ!
  • 夏ノ終熄
  • 海と雪のシアンブルー
  • 神様のような君へ EXTENDED EDITION

FrontWing

HULOTTE (Roi)

  • ココロのカタチとイロとオト
  • 嫁探しが捗りすぎてヤバい。
  • 叶とメグリとのその後がイチャらぶすぎてヤバい。
  • 神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。
  • 妹のおかげでモテすぎてヤバい。
  • 俺の姿が、透明に!?不可視の薬と数奇な運命
  • 俺の恋天使がポンコツすぎてコワ~い。
  • 出会って5分は俺のもの!時間停止と不可避な運命

Leaf

  • 雫Origin

MOONSTONE(Cherry・Honey・Argonauts)

  • 家の彼女
  • 家の恋人

Navel(honeybell)

Purple Software

  • Signal Heart+

SAGA PLANETS

  • AMBITIOUS MISSION

ωstar

  • 彼女×彼女×彼女 ドキドキ フルスロットル!

あかべぇそふと(つぅ・すりぃ)

  • 白詰指輪 〜四つ娘の花嫁 俺、全員選びました〜

ざらしそふと

  • (SMEE)あざスミ ~あざとくてスミに置けない彼女~
  • イカギ ~アフターデイズ~
  • ロイヤルガーデン ~乙女に恋する皇子の戯曲~

キャラメルBOX(STREGA)

スミレ

  • 日向千尋は仕事が続かない

まどそふと

暁WORKS(響)

ゲームソフト以外

 

互換性不良への所見

 私見ではありますがN100は色々と新しい技術を取り入れ過ぎて過去のソフトウェアとの互換性が保てなくなっている様です。

 

一番の要因はグラフィックス機能だと思います。このグラフィックス機能が過去の互換性の一部を否定している可能性があります。

 

あとはSoCに追加されたセキュリティー機能が一部のソフトウェアの作りを弾いている可能性があります。

 

大凡にして動かないソフトの挙動はクリックして起動した直後、ウインドウを表示する前か表示直後にエラー表示が無く突然終了します。Windows10にある互換性設定を使用しても挙動は改善されないのが共通した動作です。

 

不思議な事に新旧を問わずある一定のゲームエンジン(実行ファイル)を採用しているタイトルが軒並み起動しません。超古い初期のゲーム機エミュレーターなどが殆ど動作しています(笑)。

 

ここまでの互換性不良があるのを事前に知っていれば、N100を過去ゲーム用に採用することを躊躇っていたかもしれません。もう作ってしまった後ですが(汗)。

 

一世代前のJasper Lake世代までは動作していただけに油断しました(笑)。

 

ですがAtom系GracemontのIntel Processor N100は第六世代Core U製品よりもパフォーマンスが良く、4コア製品なので仮想化やエミュレーションなどでも最低限の動作ができるなど進化を感じさせる製品です。

 

そしてN100はCeleronではなくIntel Processorブランドです(笑)。

 

 

Intel N100搭載ゲーム用PC製作

更新:2024年03月20日 余分な記事削除

我が家の10インチゲーム用PC「SLPC」

 過去に何度もアップグレードや放置期間(笑)を経て、今年に入って酷くなってきた私の老眼問題対処の為(笑)に10インチ液晶のゲーム用PCを再構成しています。

 

OSインストール中のN100搭載「SLPC」(中央)

 

本機

 本機はIntel N100を搭載した10.1インチモニター一体型PCです。

 

 本機正面

 

 正面から見ると中華製液晶モニタです。それもそのはず液晶パネルとフロント部分は中華製液晶モニタをそのまま使用しています。

 

背面

 

 本機の背面にはマザーボードのSoC用FAN(小)と筐体冷却とSoCクーラーの熱が還流するのを防ぐケースFAN(大)の2つ吸気FANを搭載しています。

 

筐体を支えるスタンドは少し小さめのアルミ板の端材で適当に作りました。

 

右側面

 

 PC側筐体は210×160×30mmで高さを抑え小型でシンプルに纏めています。

 

左側面

 

 左側面にUSB等のI/Oとヘッドフォン端子、電源ケーブルが出ています。

 

網が張ってある部分は側面の排気口です。

 

上面

 

 上面は網張した排気口があり、SoCクーラーの排熱と筐体内部の熱をまとめて排出します。

 

内部(筐体上側から撮影)

 

 写真左下がSoCクーラーの載ったマザーボード

 

筐体が狭いので無駄な配線を極力排除し、スッキリ。電線の選定も許容内で可能な限り細い電線で配線しています。

 

マザーボード下側に電源コンバータ(写真中央)

 

 本機の電源は外部からの19Vを本機内で使用される12VへDC-DCコンバータで変換して供給します。最大定格は12V 10Aで本機の消費電力に余裕で対応できます。

 

液晶制御基板(写真中央)

 

 写真中央に本機の液晶パネルを駆動する制御基板があり、マザーのHDMI信号で液晶パネルを表示します。液晶パネルの解像度は1280×800ドット、画面比19:10の表示です。液晶にはIPSパネルを採用し視野角の広さや発色が綺麗です。

 

拡張ストレージ(写真中央)

 

 2台目のストレージが載せられるようにM.2 SATA SSD変換基板を搭載。2230から2280サイズまでのM.2 SATA SSDが搭載可能です。現在M.2 SATA 2242 SSD 1TBを搭載しています。

 

SSDの価格が下がったら2280サイズの2TBへ換装予定です。

 

FETスイッチとバックライト基板

 

 FETスイッチ(写真左)はマザーボードの電源ONのタイミングで液晶制御基板へ電源を供給するスイッチです。

 

写真右は液晶パネルのバックライトを制御する電源基板で液晶制御基板とセットで使用します。

 

筐体蓋

 

 筐体の蓋には厚さ10mmの80mmFANが取り付けられており、12V定格の製品を5Vで駆動させることで静穏性と過剰な吸気量を抑えています。

 

筐体内部の空間に対して多少過剰な大きさではありますが、SoCの理想的な冷却を考えた結果このような構造になりました。

 

筐体内部の高さは28mmしかなく厚さ10mmのFANがギリギリ入る高さです。

 

I/O側側面を内部から

 

 本機の排気口には初めてステンレス製の網を使用しています。網の接着にかなり苦労した(笑)。

 

液晶パネル裏側

 

 パネル側は液晶パネルと制御キースイッチ、電源LEDとWiFiのアンテナを配置しています。

 

液晶制御基板の操作スイッチの方式が若干異なるので中間基板で変換して制御基板と繋いでいます。

 

液晶パネルはネジ止めからホットボンド止めに変更。ベゼルとパネルの隙間を無くしています。

 

使用頻度の少ない過剰な機能を排除

 以前の「SLPC」には簡易キーボードとマウス互換のジョイスティックを内蔵していましたが、それらを排除しシンプルかつ可能な限り小型に製作しています。

 

そのため本機のI/OはUSB2.0が3基とUSB3.1が1基、サウンド出力のみのシンプルな構成です。

 

シンプルなネットワーク

 ネットワークはWiFiのみで5.2GHz 867Mbpsの通信が可能です。Bluetoothも内蔵しているのでワイヤレス周辺機器にも対応します。

 

パフォーマンス

 本機のパフォーマンスはN100とLPDDR5を搭載したPCのそれと同等程度です。

 

SoCに100%(CPUとiGPU共に)の負荷を掛けて放置した時のSoCのベンチマークと発熱は、

 

CPU-Z Multi Threads Bench:907.3 (CPUとiGPUに負荷)

速度:4コア 2.8GHz パッケージ内消費電力:15w

温度:68度

 

ちなみにSoCのCPU部のみのベンチマークでは、

 

CPU-Z Multi Threads Bench:1292 (CPUのみ負荷)

速度:4コア 2.9GHz パッケージ内消費電力:13w

温度:68度

 

GZBOX N100 MiniPC時の筐体ではSoC温度が80度を超えていたので冷却に関しては優秀な部類ではないでしょうか。

 

ちなみにSoCの電力設定はPL1:12.5w、PL2:22wに設定しています。

 

本機全体の消費電力はアイドル時で15w程度、CPUとiGPUの高負荷時で32.3wです。CPU部のみの高負荷で28.5wと液晶付きとは言え結構電気食いますね(笑)。

 

有名メーカー製小型PCと比べBIOSでの設定項目が豊富で、色々な突っ込んだカスタマイズが出来るのも中華製PCの面白い所だと思います。

 

スペック

 本機は液晶一体型省スペースPCでスペックは、

  • SoC:Intel Processor N100(製品情報)
  • メモリ:LPDDR5 4800 8GB(シングルチャンネル接続)
  • iGPU:Intel® UHD Graphics 750MHz(Intel Arc Core 24EU)
  • 起動ストレージ:M.2 SATA 2280 SSD 1TB×1
  • 追加ストレージ:M.2 SATA 2230・2242・2260・2280 SSD 1TB×1
  • WiFiIntel Dual Band Wireless-AC 7265(ac 5.2GHz 866Mbps)
  • BluetoothBluetooth 4.2(USB接続)
  • USB2.0:筐体左側に3
  • USB3.1:筐体左側に1
  • 音声出力:ヘッドフォン端子1(ヘッドセット対応)
  • 映像出力:内蔵液晶ディスプレイ 1280×800ドット 16.7M色 60Hz IPS液晶 LEDバックライト ノングレア処理
  • OS:Windows10 Home 22H2 64Bit(カスタム)
  • 電源:19V 2A 38w
  • ソフトウェア:Windows7時代のゲーム、ブラウザゲーム、ゲーム機エミュレータなど(動作しないものもあり)(世代的にはPS2程度まで)

 

 今回の「SLPC」のアップグレードは今まで私が作ってきた工作PCで得た技術の集大成的な製品になっています。と言いますか「SLPC」が全くの作り直しになっていますが(笑)。

 

今回は新しい小型PCを入手したのでゲーム用PCに作り替えるお話でした。

近状

色々と停滞してますな~

 

NAS PCは停滞

 今月はNAS PCの完成(未装着部品の装着など)を行おうとしていましたが、昨今のSSD価格の高騰でやる気が出ずに延期しています。

 

M.2 SATA SSD 2TBの税込販売価格が11000円台に落ち着くまでストレージの購入は控える予定です。

 

AI企業やストレージマイニングを行うマイラー(勝手に造語)と生産数を減らして粗利を得ようとするNANDフラッシュ製造企業の為に高い金を払う必要も無いので(笑)

 

昨今の大容量ストレージの価格高騰は異常ですな。買う気になりません(笑)

 

ゲーム用PCをアップグレード

 Intel Processor N100搭載のMini PCを入手したので早速ゲーム用コンソールPC(SLPC)のアップグレードを計画中。現在ケース選定と部品配置、それに伴う配置図や罫書図を作成中。

 

早ければ3月初旬には完成するかも(未定)

 

新しく完成したゲーム用PCに入れるOSをWindows10の改変設定ツールのAtlasOSを採用予定。詳しくはゲーム用PCの完成後に執筆予定です。

 

その他

 ゲーム用PCの製作がひと段落したらハード面はしばらく大人しくして(笑)、ゲームやWindowsなどの小ネタを書くかもしれません。

 

N100が(ローエンド族な自分的に)非常に高性能なのでジャンクを漁る気分では無くなってしまったことが大きいですね。

 

最近の新しいPCは弄るところが少ないですしね~(しょんぼり)

DMM GamesのBlueStacksを使用するゲームのデータを他のドライブに移動する(Win版)

DMMのゲームはどーしてシステムドライブにしかデータを保存しないのか

 全くの謎ですが(笑)。今回はDMM GamesのソーシャルゲームのなかでAndroidエミュレーターこと「BlueStacks」を使用するゲーム全般のゲームデータを他のドライブに移動する方法を書きます。

 

今回も自己責任でお願いします。また未来に渡り仕様変更などでデータ保存場所が変更された場合の動作の保証もありませんので了承の後、実行してください。

 

DMM Gamesがソーシャルゲーム実行に必要なAndroidエミュレーターを問答無用で「C:\Program Files\dmmgameplayer5Bluestacks」にインストールします。

 

そしてDMMのソーシャルゲームをダウンロードしてプレイすると「C:\Program Files\dmmgameplayer5Bluestacks\ProgramData」にゲーム本体とプレイデータをダウンロードして溜め込みます。

 

複数のゲームをダウンロードしてプレイするうちにWindowsシステムの入った「C:」ドライブの空き容量をどんどん食い潰していきます。

 

そこで増え続けるゲームデータをシステムドライブ以外に移すことでシステムの入ったドライブの空き容量を確保するのが今回の目的です。

 

データ保存場所の確認

 上でも書きましたがBlueStacksのデータフォルダは

C:\Program Files\dmmgameplayer5Bluestacks\ProgramData

にあります。

 

データを移動

 確認したデータフォルダを保存したい場所に移動します。注意点はBlueStacks(DMM Games)が動作していないときに作業を行います。

 

例:

C:\Program Files\dmmgameplayer5Bluestacks\ProgramData

   

D:\dmmgameplayer5Bluestacks\ProgramData

 

エクスプローラで簡単に移動できます。

 

元の位置にリンクを張る

 移動したデータをBlueStacksで使えるようにするには元位置に移動先へのリンクを張ることで移動先へアクセスするようにできます。

 

コマンドプロンプト(管理者)を起動し以下のコマンドを実行します。

 

例:

mklink /D C:\Progra~1\dmmgameplayer5Bluestacks\ProgramData D:\dmmgameplayer5Bluestacks\ProgramData

 

赤字は先ほど移動したデータフォルダのパスを指定します。

青字の「Progra~1」は「Program Files」のDOSファイル名での略名です。

 

エラーが出なければデータの移動とフォルダのリンクは成功しているはずです。

ゲームを起動してプレイしてみてください。システムドライブの容量が減らなければ作業は成功です。

 

動作を確認したソーシャルゲーム

 私が実際に作業して正常にデータの移動とゲームの実行を確認できたタイトルは

  • あいりすミスティリアR~少女のつむぐ夢の秘跡
  • オトギフロンティアR

 

DMM GamesのAndroidソーシャルゲームのWin実行版タイトルのプレイデータ移動方法のお話でした。

GZBOX Intel Processor N100 搭載 小型PC入手

Atom型SoCもついにここまで来たか

 今回AmazonIntel Alder Lake-N100(別名Intel Processor N100 以降N100)を搭載した小型PCを税込18900円にて入手。支払から5日程度で中国から到着には驚かされました。

 

特徴としては購入時にOSやストレージが無い「半ベアボーン」状態で、SoCにN100、メモリはLPDDR5-4800 8GB、GigaLAN×2、5.2GHz WiFi/BT、USB2.0 MicroSD Cardリーダーを搭載。

 

Amazonに同時期掲載されていたNUCサイズの小型PCでは本機が唯一安価でメモリにLPDDR5が搭載されていました。他の製品は同価格帯ではDDR4L-3200が多かったです。

 

まぁメモリの性能と価格でポチったら同種製品の中で一番廉価な製品を引いたと先に書いておきます(笑)。

 

前面 USBが4つ、サウンド出力と電源スイッチにリセット穴

 

 同種製品の中でUSB3.0ポートが1つしかないのは本機だけ(笑)。

 

ですがUSBポートの数は必要にして十分なので良しとします。

 

側面 MicroSDスロットあり

 

 MicroSDスロットもUSB2.0接続で廉価版製品と言えます。ちなみに読み出し速度は28MB/s程度。

 

背面 DP、HDMI、GigaLAN×2、電源(12V)

 

 同種製品は2.5Gbps対応のIntel i225-Vが搭載されているところ、本機はRealtek RTL8111Hで1Gbps対応です。

 

我が家のLAN環境はGigaLANなので問題無し(笑)。

 

側面 排気口

 

 本機は高負荷時80度近くまでSoC温度が上がります。理由はSoCクーラーの形状とケースの排熱設計にあるようです。詳細は後述。

 

内部 拡張スロット M.2 SATA/NVMe×1、SATAヘッダー×1、RTC電池

 

 本機の拡張性はストレージにM.2 SATA又はNVMe 2280サイズが1基と、2.5インチSATA HDD/SSDが1基です。

 

RTC電池は3Vの製品が交換可能です。

 

WiFi/BTアンテナはシールでぺったん

 

WiFiBlueToothのアンテナはシール状の物を筐体(プラスチック製)にぺったんと貼ってありました。

 

WiFiは同種製品がIntel AX101を搭載しているようですが、本機はIntel Dual Band Wireless-AC 7265(ac 5.2GHz 866Mbps)が搭載されています。

 

マザーボード表面 大型SoCクーラー(難有)

 

 マザーボード表面はほぼSoCクーラーのヒートシンクが占めており、ここだけ見てみると冷却性能は良さそうに見えます(見えるだけ)。

 

SoCクーラー排気口(高温空気流出部に電解コンデンサが・・・)

 

 本機を見て一番驚愕したのがヒートシンクの排気口周辺に電解コンデンサが密集しています。これはSoCの排熱をモロに受け熱で電解コンデンサの寿命を縮めています。

 

幾ら耐熱105度でも故意に熱をかければその分寿命も縮むし、破損し易くなります。

 

背面側にはUSB Type-Cコネクタのランド有

 

 背面I/OにはUSB Type-Cコネクタ用ランドが見えます。オプションでType-C出力が利用できるようです。

 

SoC FANはPWM制御(4P)

 

 SoCクーラーのFANはPWM方式の回転数制御がされていて、BIOSで温度による回転数制御が可能です。

 

SoCクーラー内部(高温部に電解コンデンサ・・・)

 

 SoCクーラーのヒートシンクに埋没させる様に電解コンデンサが配置される事により排気経路が狭くなっています。

 

なぜこのような部品配置と冷却構造を採ったのか疑問です。

 

パフォーマンスについて

 ローエンド族Atomスキー(笑)な私からすれば驚愕のパフォーマンスです。方々の評価を拝見しても肯定的な意見が大半です。ローエンドのPCとしてですが、本機のSoCであるN100は低消費電力型のCPUを搭載した第六世代Core PCよりもパフォーマンスが高いのは間違いなく、iGPUもIntel Iris Plus Graphics 640(64MB eDRAM cache)以上の性能を持っています。

 

ベンチマーク

 本機のSoC電力設定PL1デフォルト12.5Wと最高値22Wでのベンチマークを計測。

CPU-Z MultiThread Bench(64Bit OS)にて負荷時1時間経過後の値を計測

  • PL1:12.5W CPUのみ負荷:1247
  • PL1:12.5W CPUとiGPUに負荷:850
  • PL1:22W CPUのみ負荷:1277
  • PL1:22W CPUとiGPUに負荷:948

 

これだけのパフォーマンスがあればWindows7時代のPCゲームやコンシューマーゲーム機のエミュレーターPS2程度までは普通に動作します。

 

  • 一部旧世代のゲームソフトが起動しない様です。現象としてはエラーを一切吐かずに即落ちします。互換設定を変更しても変化なしです。動作する物、しない物でハッキリ別れるようです。おそらくはグラフィックスの表示仕様によるものだと思います。
  • WEBブラウジングや動画・音声の視聴に関しては何も問題はありません。
  • DMM系のAndroidエミュレーターを使用して動作するタイトルも30フレーム制限を使用すればゲームとしてプレイ可能なレベルで動作します。
  • ブラウザゲームも問題なくプレイ可能です。
  • 3D系ゲームに関してはフレームレートを30フレームまで落としてアンチエイリアスを切れば十分にゲームとしてプレイできるでしょう。激重系タイトルは起動すら怪しいですが・・・。
  • 当然ですが表示画面の解像度を低くすれば描画パフォーマンスが向上し、さらに快適なゲームプレイが出来そうです。1920×1080ドット以下の解像度でのプレイがお勧め。

 

発熱について

 本機の負荷時の温度と消費電力はBIOSデフォルト(PL1:12.5W)で

  • CPU部のみ負荷時:SoC温度63度、動作周波数2.8GHz、SoC消費電力12.5W 
  • CPU、iGPUに負荷:SoC温度75度、動作周波数2.3GHz、SoC消費電力12.5W

BIOSでSoC消費電力PL1を22Wに設定した場合

  • CPU部のみ負荷時:SoC温度72度、動作周波数2.9GHz、SoC消費電力13.7W 
  • CPU、iGPUに負荷:SoC温度80度、動作周波数2.9GHz、SoC消費電力16.9W

となりました。

 

これは本機の筐体の排熱が悪いのとSoCクーラーの形状に問題があるためで、このまま使用する場合SoCクーラー内に配置されている電解コンデンサの寿命が短くなるのは必至です。

 

オープンフレーム時のテストの様子

 

試しにマザーボードを筐体より取り出し、マザーボード単体でCPUとGPUに100%の負荷をかけた状態で1時間放置した場合はSoCの温度は63度程度に収まっています。この状態ですと電解コンデンサの寿命云々は気にする必要が無くなってきます。

 

吸排気口を広げたが・・・

 

試しに筐体の吸気口と排気口を開口し、以前より空気の流入量・排出量を増やしてみましたが、結果は80度に達するまでの時間が多少伸びた程度に留まっています。

 

おそらくSoCクーラーの形状でコンデンサ部から内部へ排気の一部が還流するため相乗効果で温度が高くなる様です。

 

本機を最高パフォーマンスで長時間動作させるには付属の筐体ではダメだという結論になります。

 

本機筐体のまま使い続けるなら電力設定はデフォルトのまま設定を上げない方が安全です。

 

OSについて

 本機にインストールできるOSはSoCの発表時期(2023年1月)的にWindows10 22H2 64Bit以降でないとデバイスドライバがインストールされません。もちろんWindows11も対応します。(Windows11はインストールしませんが)

 

使わない機能で常駐メモリ容量が増えてしまった22H2はできれば入れたくないのですが、選択肢が他に無いので仕方なくインストールしてテストしています。

 

デバイスドライバーについて

 Windows10 22H2 64Bitをインストールする際に必要なドライバーは

  • シリアルI/Oドライバ

だけがWindowsUpdateで自動インストールされませんでした。このドライバはIntelの製品情報ページからダウンロードできます。

 

総評

 本機は排熱に問題があるもののN100入門機としては十分「あり」です。DDR5メモリの恩恵はしっかり表われており、旧世代機からの乗り換えにはコストパフォーマンスに優れていると思います。

 

ハード的には古い世代のデバイスにN100を組み合わせた感じのPCです。

 

私としての評価は

ヽ(^o^)丿 ま・ん・ぞ・く

です(笑)。

まぁ改造し甲斐があるという意味でですが・・・。

 

今回ローエンドだけど最新SoCの小型PCを入手できたと言うお話でした。

HP mt245 Mobile Thin Client 入手

AMD SoC搭載のシンクライアント

 本日大須へ出かけた際に某ジャンクショップにてAMD A6-6310を搭載したシンクライアント「HP mt245」を税込500円にて入手。

 

本機は2015年01月発表のHP製シンクライアントWindows Embedded Standerd7がインストールされた企業用端末です。

 

マジ500円(笑)

 

 本機はOSが消去されていましたがACアダプタさえ合えば普通に動作する完動品でした。

 

キーボードが1個欠損

 

 主な不具合はキーボードの「Ctrl」のキートップが1個欠落している程度です。

 

液晶はTN系の映り

 

 液晶は14インチ1366×768ドット表示のノングレアTN液晶で圧痕や焼けなどは無く映りは綺麗です。

 

基板面積は広い

 

 本機はローエンドSoCの割にメモリがシングルチャンネル 2スロット仕様だったり、オプションで外部GPUが内蔵出来たりとバリエーションが豊富な様です。

 

メモリ周辺

 

 本機のメモリはDDR3L-12800 × 2 スロットあり資料では4GBまで対応するそうです。ですが実質16GB程度が実装の限界だと思います。(4GB×2の8GBが認識しています)

 

SoC周辺

 

 SoCはヒートパイプでFAN空冷されています。実際に負荷時でもFANの音が静かで動作しているか分からないほど静かです。そしてSoC温度も高くて65度程度と冷却性能も良好です。

 

WiFiとストレージ周辺

 

 WiFiはM.2接続の2.4GHzのみ対応の製品が搭載されていましたが、後日5.2GHz対応の製品に乗せ換えました。ちなみにどちらもBT対応です。

 

ストレージはシンクライアントということで16GBのM.2 2242 SATA SSDが載っていましたが、後日128GBのSATA SSDと交換して動作チェックしています。

 

ストレージベイも少しの改造で2242から2280タイプのM.2 SATA SSDへ換装できそうです。

 

無効化されたODDドライブベイ

 

 筐体の成型により光学ドライブが搭載できなくなっているODDベイがあり、内部にシャドウベイとしてODD-2.5インチ変換ブラケットなどでストレージを内蔵できるようです。

 

パフォーマンスに関して

 本機のスペックに関してはHPの製品情報ページから確認できます。

 

体感的にはIntel Atom x7-Z8700(Cherry Trail)と同程度でGPD Win(初期型)と同じくらいです。

 

CPU部のみのベンチマーク

 CPU-Z Multi Thread Bench 485(Windows10 64Bit OS:2GHz)

 

CPUとGPU同時負荷時のベンチマーク

 CPU-Z Multi Thread Bench 300(Windows10 64Bit OS:1.8GHz)

 

発熱は最高で65度とおとなしめで空冷FANの音も静かな部類です。

 

あとはメモリとストレージ、WiFiを換装することで体感速度がかなり良くなりますし、Windows10をインストールして旧世代の2D系ゲームをプレイする分には十分なスペックを持っています。

 

ただメモリがリングルチャネル接続なので過度な期待は禁物と言う所でしょうか。

 

スペックは低めですがWindows10でWEBや動画の閲覧や鑑賞は問題なく行えるシンクライアント改めWindows10ノートPCを入手しました。

SLPC再整備 10インチゲーム用端末を使えるようにした

老眼には勝てません(汗)

 最近老眼が進行したのか近くの物と遠くの物に目の焦点が合い難い状態が進行している私ですが、旧世代のゲームソフトをプレイする8インチ液晶を搭載した小型端末のMLPCでは表示される文字などが見難いようになってきました。

 

そこで一度静態保存していた10インチ液晶を搭載したゲーム用一体型PC「SLPC」の筐体を再び動作可能な様に整備して復活させました。

 

SLPC本体

 

 SLPCは10インチ液晶モニタに第七世代Core搭載のINTEL NUCのマザーボードを搭載して一体型PCに作り替えた筐体です。

 

筐体左側

 

 筐体左側はマザーボードのI/Oの一部とCPUクーラーの排気口を兼ねた大穴が開いています。

 

かなり不格好ですが特に問題も無いのでそのまま放置しています。

 

筐体右側

 

 筐体右側はキーボードやゲームパッドを接続するUSB2.0ポートが3つとヘッドフォン出力があります。

 

側面に色々穴が開いていますがこちらもそのまま放置です(笑)。

 

筐体裏面を内側から撮影

 

 本機の冷却はCPUクーラーのほかに80mmの吸気FANで熱気を筐体に開けた無数の穴から外へ排出しています。

 

筐体上部にはキーボードレスでも一定の操作ができるようにUSB2.0接続の簡易キーボードを設置し、カーソルや特殊キー、Windowsキーなどの機能キーを設置しています。

 

PC部内部

 

 PC内部は以前のSLPCからUSB3.0 HUBを撤去し、USB3.0接続のM.2 SSDを1基増設できるように機能縮小しています。

 

またUSB3.0 HUBが無くなったので5Vの電源が不要になり5V用のDC-DCコンバーターを撤去し、そのかわり液晶制御部の電源に19V-12VのDC-DCコンバータを再設置しています。

 

以前液晶制御部の電源は超小型のコンバータを搭載していましたが致命的な欠損が見つかり、そのまま使用していると最悪焼損し他の機能部品も破壊する可能性があったため変更しています。

 

ガラステーブルの下に設定して卓上のスペースを節約

 

 本機はWindows7時代からのテキスト型ビジュアルノベルやゲーム機のエミュレータなどをインストールしランチャーから起動可能にしています。

 

処理に時間の必要な作業の合間や息抜きに本機でゲームをプレイしています。

 

昨今のPCゲームは無駄に3D性能を求めるタイトルばかりですが、私は眼精疲労が酷くそれらのタイトルがプレイできないため専ら2D表示のゲームを主にプレイしています。

 

SLPCスペック

 

過去のゲームであれば全画面表示にして不足なくプレイ可能な環境を構築できました。

 

あとはこれ以上老眼の症状が悪化しないことを祈るばかりです。

 

加工時に部品が見えないのが辛い・・・(笑)。

PC工作もひと段落・・・かな?

長く制作していたNAS PCもあと少し

 現在制作しているNAS PCがあとちょっとで完成し、その後は拡張と増設という普通のPCと同じ扱いになります。

 

本体は内臓LCDの保護にアクリル板を取り付けるだけで完成します。

 

拡張は月に2枚づつストレージカードを購入して本機に内蔵して、合計8枚まで載せたら拡張は終わります。(現在2枚)

 

そのあとは延々とストレージであるSSDを購入して取り付けていくだけです。

 

いや~さすがにもうデスクトップ機は作らなくていいかな(笑)

 

あとは中古ノートの世代が上がっていくのを眺めながらゲットして世の中に追従していくだけかなぁ(笑) それでも購入したPCの改造記事は書き続けますけどね。

 

しかし物価が高い

 AmazonSSDの価格を調べてみましたが年明け前からM.2 NGFF(SATA) SSDの価格が高い状態が続いています。しかも同SSDに関しては球数(種類)が減ってきて選択肢も狭くなってきている気がします。

 

PC本体に関しても低価格小型PCが軒並み2割程度高くなっていて驚きました。「年末価格か?」とも思いましたがそうでもなさそうです。

 

私のように出費を惜しんでジャンクばかり漁っている(笑) ユーザーからしてみれば昨今の価格上昇は異常な気がします。

 

早く去年の3月くらいの水準まで落ち着いてくれないかな~などと思いながら今は買い控えようと考える私でした。

NAS PC FANの回転数を変更できるようにした

静かさよりも確かな冷却

 先回完成宣言をしたNAS PCですが友人の指摘によりFANの回転数を制御できるように回路を追加しました。

 

NAS PC製作 その6 改造編2.5

 

「今は良いかもしれないけど夏場はやばいかも」

 

友人のお言葉は最も。現在本機の吸気FANは12Vの静音FAN5Vで動作させています。ですが、冬の今は冷却の問題は無いでしょうけど、夏場はどうかと考え現状では冷却能力不足ではないかと考えました。

 

そこでFANの駆動に必要な電力をマザーボードのシステムFANヘッダーから貰い、FANとの間にDC-DCコンバータを挟んでFAN電源電圧を可変できるようにしました。

 

追加したDC-DCコンバータ(中央)

 

 追加したDC-DCコンバータには多回転可変抵抗が付いており、この抵抗のつまみを回転させることでFANへの電圧が変化します。

 

現在FANへの電圧を5Vから8Vに設定し以前よりFANの回転数を上げて風量を増しています。

 

多少FANの回転音が大きくなりましたが、静粛な夜中の室内でも煩くない程度の騒音で本機が高負荷になった時のCPUクーラーのFANの風切り音の方がよっぽど煩く感じます。

 

DC-DCコンバータの設置場所も筐体の隅に配置して邪魔になりません。

 

今回は筐体冷却能力を上げるべくFANへの電圧を可変にしたお話でした。