新しいPCに興味が無くなったおじさんです(笑)
と言うのは冗談として、最近の物価高のおかげでPCパーツの入手に苦労しています。そしてPC環境の見直しを行っている中で、最近製作した「NAS PC」を廃止し2.5インチストレージサーバーの「2USERVER」にパーツを流用しました。
流用したパーツはマザーボードと新しくM.2 NVMe Gen3×4 1TB SSD、それらを搭載する為の配線類の改造がメインです。
搭載し直した中華製マザー「G572K」
マザー全体の部品の高さが低く、メモリがSO-DIMMの横設置なので本機の通気を妨げないので理想的なエアフローが保てます。
PCIeの延長
PCIeライザーに外部から電源を供給
SATAカードのPCIe信号をマザーのMini-PCIeスロットから採っています。Mini-PCIeには12V出力が無いので、マザーのSATA電源コネクタから採っています。
PCIeの速度はGen 3×1の8GT/sで接続され、単一方向であればSATA3の6Gbpsの速度が出ます。ただし本機は1ポートのPCIe Gen3×1ポートから20基のSATA HDD/SSDを接続しているので、複数のストレージへの同時アクセスでは転送速度が激減します。
起動・一時データストレージ
ストレージはM.2 NVMe
マザーボードのM.2スロットにストレージを搭載。SATA対応と思っていたらNVMe専用だったので、慌てて他のPCから1TBのSSDを取り付け。
アクセス速度はPCIe Gen3×1(1GB/s)程度の速度。
メモリとPCIe、そしてSATA
マザーのSATAポートが4ポートから2ポートに
マザーボードのメモリはDDR3-1600になり、SATAも2ポート減っています。
結構ダウングレードしていますが、それでもマザーボードの各部品の高さが低くフロントから吸気されたエアーがマザーボードへ流れやすくなりました。
以前はデスクトップ用DDR4メモリに阻まれ、エアーがマザー上部を通り抜けるだけで決して良いエアフローとは言えませんでした。
パフォーマンス
ベンチマーク結果
第六世代のCore i7では上の様な結果になります。昨今の最新CPUと比べると寂しい結果ではありますが、最新の技術よりも過去の資産を大切にしたい私としてはこの結果でも十分満足しています。
総合的にはスペックダウン
搭載可能ストレージが24基から22基へ減り、メモリがDDR4-2133からDDR3-1600へと速度が下がりました。
ストレージの搭載数が減っても物価高で新品のSSDやHDDを調達できない貧乏人なので、大して痛手は無く処理能力だけは微増と言う結果には満足しています。
お一人様「NASモドキ」としては十分な能力を持っていますし、WEBサーバーとしての機能も十分なパフォーマンスを発揮してくれています。
機能集約目的のサーバー減らし
オールM.2 SSD型の「NAS PC」は価格的にストレージの入手困難な為、分解予定でいます。
本機はオール2.5インチSSDとHDDが搭載可能な分、HDDなら中古でも安価に入手可能なので「2USERVER」を残すことに決めました。