ストレージを5基増設できる便利な拡張カード
最近ファイルサーバーに採用したマザーボードのSATAポートが足りないので、SATA拡張カードを購入するためAmazonで製品を探していたら面白い拡張カードを見つけました。
物はPCIe x16形状のフルサイズのカードで基板上に5基のM.2 NGFF SSDがそのまま搭載できる拡張カードです。通販価格3500円(端数はポイントで支払い)でした。
SATAケーブルを接続した様子
本製品はマザーボードのPCIe x16形状のスロットに装着してM.2 NGFF SSD又はSATA HDDやSSDを5基増設できる増設カードです。
特徴はボード単体でM.2 NGFF SSD 2230/2242/2260/2280形状の製品が増設でき、さらに追加のM.2 B-KEY to SATA変換カードを使うことによりSATA接続のSSDやHDDも接続できます。
ストレージの接続方法を選べる便利な拡張カードです。
さらにカード上の切り取りスリットから基板を切り離すことによりロープロファイルスロットサイズにでき、M.2 NGFF 2230や2242サイズのSSDを増設できるようになります。
電源も搭載
拡張カードの裏にはM.2用の電源が実装されておりPCIeスロットの12VからM.2の3.3Vを供給しているようです。
なので多少電気を食うSSDを搭載しても安定した動作ができます。
詳細
- 製造メーカー不明 1か所で大量に製造して複数のブランド名で販売
- 接続:PCIe Gen2/3 x2接続 x16形状(PCIeのリンク速度に依存)
- インターフェース:M.2 B-KEY(M.2 NGFF SSD 6Gbps対応)
- 付属品:M.2 B-KEY to SATA変換カード×5 SATAケーブル30Cm×5 ドライバCD
- 基板上にFANヘッダー用のランドあり(12V)
- 基板上にアクセスランプ用信号ヘッダーのランドあり(回路の追加が必要)
- Windows10では追加のドライバの必要無し
性能
ベンチマークではリード560MB/s、ライト530MB/s程度出ています。ほぼ6Gbpsの性能です。あとは接続するマザーボードやSSDの性能次第と言えるでしょう。
通販情報
本製品はAmazonから入手可能です。「M.2 SATA カード」で検索すると見つかります。(時期によって見つからない場合があります)
また本製品と外観が非常によく似た別製品が多く表示されますが「M.2 B-KEY」対応製品を選んでください。
複数枚の「M.2 NVME」を搭載できるカードは別製品です。またマザーボードを選ぶ「RAID-on-CPU(VROC)」対応カードは本製品とは別製品です。