Hone.のPC工房

PC工作好きなHone.の活動記録ブログ

ジャンクパーツでNASを組んだ

新品パーツが買えないなら

   ジャンクパーツで作ればいいのよ?

などと申しておりますが新品パーツ(SSD)の価格高騰に嫌気が差したので、価格は安いが多少の冒険(目利き)が必要なジャンクパーツでNASを作ってみます。

 

よく考えてみたら1年前に同じ構成で組んでいたぞ(爆笑)。パーツ流用と作り替えは繰り返されるという事ですな(笑)。当時の記事(リンク)

 

今回の作り戻し(?)要因

 そもそもNASに必要なストレージ製品、とりわけM.2 SSDの比較的大容量品の価格高騰は異常ですな。2024年04月現在で1TB 1万円台に突入する勢いです。2TBに至っては言うまでもなく有名メーカー品ならば2万円台に高騰しております。

 

稼ぎの少ないオッサンにはホイホイと購入は難しい。

 

そこであまり大容量では無いにしろ、安価で入手可能な中古HDDを搭載してNASを作ろうと考えました。まぁ3.5インチHDDのジャンク品は容量の割にデカくて重くて煩いと欠点ではあるのですが、1TBあたり1000円程度の価格で入手が可能です。

 

ただし中古品には当たりハズレがあることをご理解いただきたい。

 

ですが中には新古品と呼ばれる使用時間の短い「ほぼ新品」な品が破格で売られていたりします。目利きではありませんがそのような優良な中古品を購入してパーツとして組み込めば長く安心して使える「かもしれません」。

 

ジャンクパーツでNASを作る

3.5インチHDD4台用NAS(埃だらけ)

 

 の写真は今回ジャンクパーツを寄せ集めて作ったNASです。

 

ケースは500円だか1000円程度で購入した録画用PCの物で180wの電源付きでした。

 

内部

内部はMini-ITXマザーがギリ入る程度(超狭い)

 

 の写真は内部に4つの3.5インチHDDホットスワップベイがあるキューブ型ケースです。

 

内部は非常に狭くIntel製リテールクーラーを装着したマザーボードを「頭を使って」強引にねじ込まないと装着できない超難易度が高いケースです。

 

筐体蓋側の折り込みが無ければ横合いからすっと入れ込めるのですが、そんなに甘い作りでは無かったです(泣)。

 

もしくはCPUの位置がバックパネル側に寄っているマザーボードが対応対象かもしれません。

 

元はFANレス系Atom型SoCの低頭マザーボードが入っていたのでDIYは考慮されていなかったり(笑)。

 

まぁマザーボードさえ入れば普通のDIYパーツ型自作PCと大差ないのですが。

 

狭い内部

リテールクーラーがHDDベイに当たりそう

 

 の写真で使用したマザーボードは以前「2USERVER」に載せていた第六世代Core i5-6500とDDR4-2133 16GB搭載のZ170チップセットマザーボード

 

マザーボードの裏にM.2 NVMe/SATA SSDが載せられ、SATAコネクタが4つあるためケースの4基のHDDベイに丁度良い構成です。

 

単体のNASにしては過剰なスペックではありますが、余剰パーツの有効利用なのでこれでOKです(笑)。

 

ケーブルの引き回しに難が・・・

ケーブル類がごちゃごちゃ

 

 の写真はPC/AT互換機で最も嫌いなのが電源ケーブルの多さと引き回しの煩雑さです。

 

今回は余剰パーツの再利用な為、我慢して各パーツを流用しています。要らない出費を極力無くしたいです。

 

増設ストレージ

おまけの増設ストレージ(その1)

 

 の写真はHDD4台用ケースなのですが内部に余剰スペースがあったのでMini-SATA SSDを左右の側面に1基づつ内蔵可能にしています。

 

こちらも余剰パーツで構成しています。

 

拡張カード

反対側にも増設ストレージスロット(右下)

 

 の写真の左下には2基の増設ストレージを繋ぐための2ポートSATAカードを装着しています。

 

なぜに増設ストレージがMini-SATAなのかと言うと「余っていた」からです(笑)。

 

ちょっと汚い配線の引き回し

ケーブルの引き回しも適当(汗)

 

 の写真では本来ならば配線の引き回しを考慮して適切な長さのケーブルを選択するのですが、総て余り物で製作する都合上ケーブルの長さまでは考慮しませんでした。

 

動けば良し(笑)。

 

ケース背面

背面は意外にスッキリ

 

 の写真は本機背面です。12センチの排気FANがやけに大きく感じます。

 

排気FANは減流抵抗で回転数を落としていますが多少の動作音や風切り音がします。

 

まぁ3.5インチHDDのモーター駆動音もかなりあるので全体的に煩いです(笑)。

 

こうやって見るとNASとは名ばかりの普通のPCとも言えます。

 

構成

 上でも書きましたが、本機の構成は

  • CPU:Core i5-6500
  • マザー:Z170 Mini-ITX
  • メモリ:DDR4-2133 8GB×2枚 16GB
  • 起動ストレージ:M.2 SATA SSD 128GB
  • データストレージ:3.5インチHDD×4(ホットスワップ対応)
  • 拡張ストレージ:Mini-SATA SSD×2
  • ネットワーク:有線1Gbps LAN
  • USB2.0:フロント2、リア2
  • USB 3.2 Gen 1x1:リア2、オンボード2(未使用)
  • USB 3.2 Gen 2x1:リア2
  • 映像出力:HDMI、DVI、DP(本機稼働時未使用)
  • 音声:AC97、HDオーディオ(本機稼働時未使用)
  • OS:Windows10 Pro 1607 64Bit(軽量カスタム化)

 

本機はリモート制御する関係でディスプレイやキーボード、マウスなどは接続せず、OSインストールやBIOS設定以外は総てネットワーク上の他のPCから制御します。

 

電源入れたら「NAS」として動作するように搭載したHDDを他のPCと共有して使います。

 

ファイル整理などもリモート接続したPCからWindowsと同じ操作で作業できるのでNAS専用機よりは汎用性が高いと思います。

 

HDDは中古販売店などから2TBか4TB程度のHDDを4つ購入して本機に搭載する予定です。その方が今現在新品のHDDを買うよりよっぽど経済的です。

 

そんなこんなでストレージの新品価格に絶望した(笑)私が失意のうちにNASを組んでいたお話でした。