Hone.のPC工房

PC工作好きなHone.の活動記録ブログ

ECS Z170IU-C43マザーボード入手とPCアップグレード

最近Mini-ITXマザーの中古が少なくなった

 本日大須は某ジャンクショップでECS Z170IU-C43マザーボードを入手。価格は税込5370円でした。

 

ついでにデスクトップ版メモリの手持ちが無かったので、別のショップにてDDR4-2400 2GBを2枚、計税込600円にて購入。

 

しかし以前から手ごろな価格のMini-ITXマザーを探していたのだけど全然見つからない。見かけたとしても第10世代以降の結構高価な製品ばかりです。

 

「周回遅れのジャンカーおやじ」の私からすれば第10世代は「まだ早い。もっと安くなってから」購入しても十分です。

 

ECS Z170IU-C43

 本製品はマウスコンピュータのショップパソコンに採用されたECSのOEMマザーボードのようです。

 

ECS Z170IU-C43の詳細(リンク)

 

搭載できるCPUは第6・7世代で手持ちのCore i5-6500を載せるために購入した次第です。

 

メモリは動作確認用

 今回購入したメモリは1枚税込300円のデスクトップ用DDR4-2400 2GB。メモリ安くなったなぁ~と思いつつ2枚購入しました。つい先月もDDR4-2400 2GBを2枚購入しましたが、こちらはノートPC用のSODIMM。

 

Windows10 64Bit版が最低限動作すればそれで良し。私の使い方では4GBのメモリでも問題なしという事で早速PCに組み込んでみようと思います。

 

ファイルサーバーをアップグレード

 以前税込1000円で購入した4段ホットスワップベイ搭載型PCケースに第四世代のCPUとマザーを入れていましたが、今回買ったマザーを入れてアップグレードしてみようと思います。

 

購入したマザーボード(左)

 

 上の写真に写っているのはマザーボード。右は今まで使用していたMSIの第四世代用のマザーボードUSB3.0内部ヘッダーの故障がある訳あり品でした。

 

左が今回購入した第六世代用マザーボード。外観的には第四世代とあまり変わらない。

 

ケースに組み込む

マザーをケースに入れて配線を繋げた様子

 

 IBM PC/AT互換機は電源線が多いのが好きになれませんね。ですが大きな電力を扱うには配線を多くする必要があったのでしょうね。

 

写真では一通り配線を済ませた状態の本機。6基目のストレージが未固定のまま内蔵されています。一通りのデータ取りが終わる頃には撤去する予定です。

 

電源は200Wで、取り外し可能ストレージベイ4基とマザーボード+CPU+メモリ、追加のストレージが1~2基増設できるギリギリの容量です。

 

ケース内部は非常に狭い

 

 ケースの内部は非常に狭くCPU付属のリテールクーラーは元よりトップフロータイプのCPUクーラーでさえ物を選ばないとマザーがケースに取り付けできません。

 

本機には高さ32mmの超薄型CPUクーラーでやっとマザーを取り付けて十分なエアフローが確保できています。

 

接続ケーブルは最短の物を選ぶ

SATAケーブルはできるだけ短い物を選ぶ

 

 SATAケーブルは某所にて1本税込50円で売られていたジャンクを4本使用。長さは10~20センチの物を選んで購入しています。

 

ジャンクとは言え50円と破格なうえ必要にして最短な長さの物が手に入ったのは嬉しい限りです。

 

CPUの真上はスッキリ

 

 この手のホットスワップ対応ストレージを複数搭載しているNAS向き小型ケースではSATAケーブルや電源線を短くしたり、他の構成部品に干渉しないように整線すると見た目スッキリします。

 

またCPUクーラーのFANにケーブルが接触する心配がなくなります。

 

見た目は大型のストレージ4基用NASケース

交換式ストレージは4基分

 

 マザーボードを入れ替えCPUの世代交代(第四世代から第六世代へ)した本機ですが、蓋をすれば以前となにも変わりません。

 

変更点といえば使用頻度が増すことを考えてフロントUSB2.0ヘッダーをPC/AT互換機の標準コネクタに付け替え(以前はコネクタのピンピッチが合わず接続できませんでした)てマザーボードに接続して使えるようにした程度です。

 

NAS兼データ整理用PCとして

 CPUに第六世代のCore i5を載せたので単にNASとして使うには性能が勿体ないので、集めた資料などのデータを整理したり使用しやすく加工したりするNAS兼整理用PCとして利用しようと考えています。

 

本機に搭載するストレージもデータの保存容量が多ければHDDを、データ加工などで頻繁にアクセスがあるならSSDを搭載して用途に合った構成ができます。

 

作業の方も我が家の使い方なら4コアで3.5GHz動作もあれば十分色々できます。

 

OSはWindows10

 本機のOSにはWindows10 Pro 1607 64Bit版をインストール。モニタやキーボードなどを接続せずリモートでコンソールPCから接続して作業を行います。

 

Windowsの方も要らない機能やストアアプリ、常駐サービスなどを徹底的に削除して軽量化やメモリ常駐量を減らして作業の邪魔にならないように加工しています。

 

起動時の初期使用メモリは1GB未満に抑えています。これならメモリが4GBしか無くてもいろいろな作業で使えます。

 

昨今はDDR4メモリも安くなっていますので必要になれば何時でも増量できそうです。

 

セキュリティ面ではインターネットに直接接続せず、さらにセキュリティ機能を持った母艦PCからデータの受け渡しを行うので本機のセキュリティ機能は無効化しています。

 

使用するソフトウェアが必要としない限りWEBブラウザやメディア機能も必要なくなります。テレメトリやスパイウェア機能も削除や無効化を行っています。

 

過剰なセキュリティ機能でPC本来の性能を損なわず、さらにMicrosoftに操作ログや利用状況などを送信させずに使用できます。

 

インターネット接続せずにPCの時計を同期させるため母艦PCにNTPサービスを追加して本機を同期させています。

 

ただしこれらの運用に際しては最低限のセキュリティに対する知識と脅威を回避する運用方法のノウハウは勉強している事が前提ですが。

 

以前より快適になった

 第四世代のCore i3-4130Tから第六世代のCore i5-6500になることでコア数や動作速度、使用電力が増えて動作がより快適にそして発熱する(笑)ようになりました。

 

Core i5-6500 CPU-Z Multi Thread bench:1520(64Bit OS)

 

今回のアップグレードでソフトウェアの挙動が早くなったのはもちろんリモート接続時のレスポンスの良さが格段に向上しています。

 

操作のモタツキや表示遅延などもほぼありません。

 

DDR4-2133(1066MHz)のCore i5-6500がDDR4-2400(1200MHz)の速度で動作しているのが不思議ではありますが(笑)

 

CPUの発熱もおとなしい

 今回狭い筐体に小型CPUクーラーを載せて押し込んで(笑)いますのでCPUの発熱が気になりましたが、CPUコアとiGPUコアに100%の負荷をかけて1時間放置した時のCPUの温度は65度程度に抑えられています。

 

速度の方も3.2GHzで安定しているのでサーマルスロットリングの影響も軽微です。

 

さすがにCPUクーラーのFANは高回転で結構音がしますが(笑)

 

現在の構成

CPU:Core i5-6500 4コア 4スレッド 最大3.6GHz 6MBキャッシュ 65W

メモリ:DDR4-2400 2GB×2 合計4GB デュアルチャンネル

マザー:本製品 ECS Z170IU-C43

ストレージ:

 起動 M.2 NGFF SSD 128GB(NVMe 実装可能)

 ホットスワップ1 2.5インチ SATA SSD 512GB

 ホットスワップ2 2.5インチ SATA SSD 128GB

 ホットスワップ3 2.5インチ SATA SSD 128GB

 ホットスワップ4 2.5インチ SATA SSD 128GB

LAN:Gigabit 有線LAN

映像出力:HDMI 1.4a(通常未使用:BIOS設定時に使用)

音声:未使用(リアに音声入出力あり) HDMI音声出力(未使用)

USB3.0 5Gbps:リア2 内部2(未使用)

USB3.1 10Gbps:リア2

USB2.0:フロント2 リア2

PCIe スロット:未使用

電源:Flex-ATX 200W(ショートタイプ)

OS:Windows10 Pro 1607 64Bit(軽量化改造版)

 

今回のアップグレードは成功

 入手が難しかったMini-ITXマザーボードをそこそこ安い値段で入手できた事により小型ケースのPCを1台アップグレードできました。

 

動作も安定していて安堵しています。

 

今回は良い買い物と作業ができました。