Hone.のPC工房

PC工作好きなHone.の活動記録ブログ

2Uラックマウント型PCサーバー製作 その10

SATAケーブルを整線してみた

 先回SATA増設カードを入手しカードを筐体へ固定して付属のSATAケーブルを接続したまでは良かったのですが、20本のケーブルはかなり嵩張りケース内がケーブルだらけのカオスな状態になりました。

 

そこで当初の予定通りSATAカードの載っているアルミ板の下にある空き空間に余分なケーブル長の部分を逃がして表面上は整っている状態を作ってみました。

 

SATA配線全体

 

 上の写真はSATAケーブルを整線して多少の見栄えを整えた状態です。

 

カードに4ポート分の空がありますが付属のケーブルでは整線できるほどの長さが無かったため後日ケーブルを購入して取り付けたいと思います。

 

付属ケーブルの余りも活用

 

 4本分のカードに付属していたケーブルは丁度長さが良かったためマザーボード側にあるSATAポート4つに流用しています。

 

現在16基のストレージが載っている

 

 実際にストレージが載っている部分に電源線と信号線を接続しています。

 

現在手元にあるSSDやHDD、容量は大小さまざまですが配線接続状態の確認のため16基を本機に載せて配線した様子です。

 

右手4本のSATAケーブルはストレージが無いため未接続状態です。

 

電源の5股ケーブルは5VとGND線1本のみを残して切除し余分な配線で筐体内が煩雑になるのを軽減しています。マザーボードのストレージ4基分の電源線は圧着型コネクタを使用して自作しています。

 

あとはこの電源線の末端を端子台接続し、電源に接続することでストレージは動作可能になります。

 

配線

配線図(クリックすると大きくなります)

 

 各ストレージの配線はマザーボードSATAカードの順に筐体のストレージ番号23~0番の順に接続しています。筐体と各ポートの接続順が逆なのは「単に配線のし易さの関係」で、OS動作後は各ストレージは名前で管理されるので問題はありません。

 

あとは電源に対する負荷の関係で1台の電源に対して最大で15基のストレージを接続するようにしています。設計負荷はストレージ1基に対して2Aを想定し2A×15基=30Aで電源を選定しています。

 

なので必要電力は2A×24基=48Aで5V 40A(200w)の電源を2基搭載します。

200wで30Aとなると負荷率75%と若干高いような気もしますが、総てのストレージが同時にアクティブ(高負荷)になる事は起動時以外まずないのでこの仕様で行きたいと思います。

 

購入する電源はロープロファイル設計の製品で200×80×30mmのサイズで本機の電源側インナーシャーシに収まるサイズの物を選定しています。5V電源が2基になったのは高さ40mm以内という制限の為です。あと価格(笑)

 

次回予告(未定)

 少し期間が開きそうですが今度こそ電源や端子台などを取り付けて本稼働前の通電可能状態には持っていきたいです。

 

現在電源は決まっていますが中華製の為、過去の経験上色々と手を入れないと長期運用は難しい「予感」があるので「手」を色々と用意するための選定を進めています。

まずは基板上の部品の半田付け不良や、部品の足の曲げ方向で隣接する別パターンなどへの干渉などチェックし修正する必要があります。またコンデンサなどの耐圧や容量などのチェックも怠ると寿命が短く悪くすれば破損の原因にもなります。

 

各部材の入手は来月以降になりそうです。