Hone.のPC工房

PC工作好きなHone.の活動記録ブログ

2Uラックマウント型PCサーバー製作 その11

PCIe Gen3 x1延長ライザー購入と取り付け

 

2023年07月30日 追記と写真差し替え

 

 SATAカードを接続するためのPCIe Gen3 x1延長ケーブルをAmazonで取り寄せていましたが、購入から3週間経ってから販売者からキャンセルされました。理由も「販売者からキャンセル」としか書かれておらず「は?発送したんじゃないんかい」と思わず口から出たほどです。

 

まぁ返金もありましたし販売者も特定しましたので複数のアカウントでもこの販売者から商品は買わないと心に誓いました。

 

「製品が手に入らないのなら新しく購入するしかない」ということで急遽代替えの製品を探して購入しました。

 

購入した製品は

PCIe Gen3 x1延長ライザー一式

 

 上の写真はマザーボードの「PCIe x1スロット」から信号を延長して離れた場所のPCIe x1対応のカードを接続できる製品です。

 

こういった製品は主に仮想通貨などの「マイニング」に利用されている製品ですがPCIe信号を延長する機能は通常のPCの拡張カードでも利用可能なので本機でも採用しました。

 

本当はPCIe信号をケーブルで延長するだけの製品が欲しかったのですが製品が到着しないなどのトラブルがあったため今回の製品を試しに購入しました。

 

信号接続部と延長コネクタ部

 

 右側のコネクタでPCIe x1分の信号線をマイクロUSB3.0で延長し、USB3.0 TypeAコネクタでPCIe x1コネクタの付いた小基板へ接続します。

 

電源の12Vも最大2A(24w)程度マザーボードから供給されるので容量以内の負荷であれば追加の電源を接続しないで運用できます。

 

ハンダ不良発見

中華製品に必ずあるハンダ不良

 

 コネクタ基板側のUSB3.0 TypeAコネクタでハンダ不良を見つけたので修正しています。中華製品を購入したら必ずメンテナンスが必要です。

 

PCIe x16スロットに刺さらない件

苦肉の策

 

 PCIe 延長ライザーをポチってから気づいた「PCIe x16スロットに刺さらない件」の対策にPCIe x1延長基板を1つ購入しマザーのPCIe x16コネクタからPCIe x1コネクタに変換して本製品を取り付け。(商品キャンセルされて頭に血が上っていて製品を間違えたのはここだけの話)

 

マザー側の接続

 

 マザーのPCIeスロットにPCIe x1延長基板とライザーコネクタを刺した様子。

 

安定が悪いのでホットボンドなどを駆使して固定しようと思います。

 

本機に取り付けた様子

 

 購入したライザーを本機に接続して動作テストを行いましたが無事SATAカードが認識しています。心配される電源も特に追加の必要もなくデバイスマネージャでSATAカードが認識しています。

 

こちらもPCIeコネクタがグラ付くのでホットボンドでしっかりと固定します。

 

後ろから

 

 PCIeライザーはUSB3.0ケーブルで接続されており応用次第でPCIeマルチプライヤーカードなどでポート数を増やすことが可能です。

 

マイニング用PCIeマルチプライヤーカードはPCIe信号を複数に分けUSB3.0ケーブルで接続する製品があります。

 

マルチプライヤーから出た信号線を本製品のコネクタ基板に接続するだけでPCIe x1を複数延長できる仕組みです。

 

配線もスッキリ

 

 PCIe信号の延長もUSB3.0ケーブル1本なので取り回しは楽です。

 

認識したSATAカード

 

 SATAカードは別製品のドライバCDの中に対応するドライバが在ったため適用しました。

 

あとはストレージ側に通電して認識するかテストするだけです。

 

ついでにSATA信号線を整線

 

 SATAカードが認識したのでストレージ側を通電可能にします。

 

カードに付属していたSATA電源ケーブルをストレージに接続して通電可能にしています。

 

端子台未購入なので各配線は遊んだ様態ですが・・・。

 

追記

 認識したSATAカードに接続されたストレージが認識するかのテストを行いました。

 

今回はSATAカード側に接続されているストレージ15基に電源を「強引に」外部から接続してテストしています。

 

テスト風景

 

 外部にTFX電源を用いて本機のストレージ部に5Vを供給してテストしています。

 

SATA用の電源コネクタが足りないので現在載せているストレージ20基総てを接続できませんでした。

 

15基分のストレージを認識

 

 SATAカードに接続されたストレージが正しく認識するか確認しています。SATAカードの赤色のLEDがリンク状況を示しています。(アクセス時は点滅)

 

接続されたストレージの電源線や信号線の接触不良や接続不良などで認識させるのに多少手間がかかります。仕方ないとは言えかなり面倒(笑)

 

あとは本機起動時に総てのストレージの認識確認のため起動完了までの時間がかなり長くなります。(ストレージ15基で約20秒程)

 

次回予告(未定)

 ようやくストレージ用電源購入と相成ります。しかし電源構成を多少見直して12V、5V共に1電源を搭載することになりそうです。

 

まあ不具合なく動作すれば問題ないのです。

 

購入は8月1になりそうなので早くても8月後半に製品を入手する予定です。