Hone.のPC工房

PC工作好きなHone.の活動記録ブログ

10.1インチ小型デスクトップにストレージを増設した(SLPC完成)

小さいけどストレージ容量は多くできる一体型PC

 大きすぎず小さくもない省スペースな一体型PCのSLPCに最後の仕上げを兼ねてストレージの増設を行った。

 

完成後の内部

 

 前回本機の製作では右側USBポートが仮設状態だったが、今回正式な4ポートHUBを加工して内蔵している。

 

USB2.0ポート

加工したUSB2.0 HUB

 

 HUBは4ポート目のコネクタを撤去し本機の簡易キーボードの配線を接続している。またマザーボードからの信号ケーブルも細い物に交換して取り回しを改善している。

 

HUBの裏蓋

 

 HUBの筐体には一部銅箔によるシールド処理をした。これは背中合わせに内蔵するUSB3.0 HUBの信号ノイズの影響で、USB2.0ポートに接続したデバイスの誤動作を軽減させる目的がある。

 

内部USB3.0 HUB

USB3.0 HUBと電源

 USB3.0 HUBは増設ストレージ専用になる。マザーボードからのバスパワーでは複数のストレージは駆動できないので、マザーからではなく外部から5Vを供給すべくDC-DCコンバータを直に接続した。

 

マザーボードからのバスパワーは接続していない。これはDC-DCコンバータからマザーボードへ5Vをリバースさせない対策である。

 

USBポート周辺と電源

 

 下段に外部USBポート用のUSB2.0 HUB、真ん中に内蔵ストレージ用USB3.0 HUB、その上にはバスパワー用DC-DCコンバータを設置している。

 

内蔵ストレージ用のHUBには4本の延長ケーブルを接続している。この延長ケーブルは外装被覆を撤去して布製テープで被覆し狭い筐体内での配線の取り回しを改善している。

 

MOS FET SW

新規追加したスイッチ基板(中央下)

 

 USB用に電源を追加したので制御用にスイッチ基板を新設した。マザーボードの5Vをトリガーにして外部の19Vを液晶制御部とUSB用のDC-DCコンバータに供給する。

 

増設ストレージ

USB3.0 M.2 NGFF変換基板4段重ね

 

 内部用4ポートHUBを内蔵するにあたり増設ストレージの最大数の4基内蔵した。

 

これで金さえあれば20TB超SSDを内蔵できる。現実的には安くなってきた1TB NGFF SSDを4基+マザーボード側2TBで6TB程度が妥当か。

 

増設ストレージの通電の様子

 

 増設ストレージのアクセス速度は読み出し460MB/s、書き込み400MB/s程度で信号の途絶や不具合は無く安定している。

 

これでちょっとしたSSD NASにも匹敵するストレージ容量を内蔵できる一体型PCが完成した。

 

世代はちょっと古いが動作には不満もないので余は満足じゃ(笑)

 

そろそろ我が家のPC増改築もマンネリ化してきたのでこの辺で一旦終わりにしようか。