ケース内は結構スペース的に余裕があった
本機
先回液晶パネルの再利用で製作した本機だが、マザー内蔵以外の増設ストレージをUSB3.0接続にしていた。
SATAポートと電源ヘッダ(写真赤丸部)
マザーにはM.2スロットの他に汎用SATAコネクタと電源ヘッダ(5V)が備わっている。ケース内を通気口などから覗いて内部の空き空間を調べてみたら、結構スペースが在ることが判った。
そこでこのSATAコネクタに増設ストレージを繋ごうと考えた。
SATA接続のストレージ(黒色基板)
SATAコネクタにL型ケーブルを接続して高さを抑え、本機の空きスペースにM.2 NGFF SATA変換基板を設置した。そこにM.2 NGFF 2242 SSD 1TBを設置した。
USB3.0からSATA接続になったのでソフトウェアをインストーラーを使ってインストールしても不具合は無く、特に細工をしなくても実行も可能だ。
USB3.0接続の場合、C:ドライブなどにシンボリックリンクを張りデバイスパスをバイパスするなどしてソフトウェアをインストーラーからインストールする必要がある。これはインストーラーが物理ドライブを識別して固定内蔵ストレージのみにインストールを許可する製品などが該当する。
液晶制御部の電源周り
本機は液晶制御基板の電源を19Vから12Vに変換して利用しているが、マザーと電源投入タイミングを同期させるためUSBのバスパワーをトリガーに使っていた。
しかし本機のマザーは電源オフ時でもバスパワーを出力するポートがある。黄色いベゼルのUSB3.0ポートで充電対応のポートらしい。
BMAX B2 Plusと言い本機と言い、「ブル●タスお前もかっ!」と古典ギャグをカマシてしまった。
そこで本機のマザー上にある複数のヘッダーコネクタのうち本機起動と連動して5Vを出力するピンからDC-DCコンバータのトリガを採り液晶制御基板の電源制御に使った。
USB3.0のストレージも載せた
せっかく接続できるようになっていたUSB3.0接続のストレージを撤去するよりは、そのまま利用できるように設置した。
結局都合3基のストレージが内蔵可能になった。
あとは残作業として液晶制御基板の音声出力を延長して本機のヘッドフォン端子として筐体に設置した。
これでひとまずLMPCは完成とする。