結構苦戦している
当初構想していた小型化には難があり、ケースサイズをある程度まで大きくしたのは良いが高さ方向が30mmしかないのでマザーボードや液晶制御基板の内蔵に苦戦した。
製作中の本体側
本体側ケースはマザーボードや液晶制御基板、ストレージやUSB関連を搭載し電源(DC-DCコンバータ)も内蔵している。
本機はマザーボードが5V駆動な為、19Vの入力を一旦5Vと12Vに分け5Vをマザーや周辺へ供給し、マザーボードの電源と連動した12Vを液晶制御基板へ供給している。
本体下側面から
苦戦したのは各パーツの取り付け高さを20mm程度までに抑える必要があった為でマザーボードの冷却機構も作り直している。
今回初の試みでマザーボードのHDMI出力を液晶制御基板へ直刺ししている。これはHDMIケーブルがマザーボードや増設ストレージのキャリアノイズの影響を無くしたいため試験的にHDMI出力の直刺しを行った。
これで映像信号の劣化による画面の乱れは無くなる。
増設ストレージについては当初バスパワーを外部の電源で賄う予定だったが、手持ちの「DC-DCコンバータが無くなった」事と配線の「簡素化」でマザーボードのバスパワーを使うことに決めた。幸いにしてマザーの電源に余裕があるため増設ストレージも不具合なく動作しているようだ。
本体上側面から
液晶制御基板のHDMIコネクタとマザーボードのHDMI出力コネクタのレベル(取り付け高さ)が違うため液晶パネル面に干渉しないレベルまで下げる必要があり、当初FAN付きヒートシンクだったマザーボードの冷却部をヒートシンクと冷却FANを分離して並べることで高さを抑えた。
直刺しされた液晶制御基板とマザーボードは部品面を後ろ(裏)向きに設置することでパネル面への干渉を減らしている。
筐体冷却はノートPC用薄型FANを利用して排気部を作っている。
液晶制御基板
液晶制御基板はHDMI単一入力のeDPパネル用であり、入力ソースセレクトが無い代わりに基板が小型になっている。写真の製品はHDMIから音声の取り出しができる製品で音声出力を筐体外部へ出すことによって本機にヘッドフォン出力を実装できる。
仮に音声出力非対応の製品の場合、「USBサウンドアダプタ」などで音声出力を追加する。
本機裏側
裏側には2mmや3mmのネジの頭が出ているが、据え置き型にする予定なので問題ない。筐体下側10ヵ所に穴を開けて吸気穴としている。
本機左側
本機の外部I/OはUSB2.0 TypeAが3ポートとWiFi、Bluetoothのみである。USBポートの開口で穴あけ位置をミスったがそのままにしている。
本機右側
右側には電源スイッチとヘッドホン出力、19V電源入力で電源線は1.5mほどの延長線式にしている。
本機上面
本機上面は排気口のみである。操作スイッチなどを載せるかどうかは液晶パネルを載せてから判断しようと思う。
排気口
排気口には網を設けソレらしく仕上げている。
本体側各部名称
各部の名称
本機は最新のPCではなく2016年位のスティックPCをベースとした据え置き一体型PCになる予定。我が家に死蔵していたパーツを組み合わせたためスペースを広めに食っている。
ケースはアルミ製で外形寸法250×150×30(mm)で大凡8.9インチ16:10の液晶パネルがギリギリ格納できるサイズである。
写真の液晶制御基板は同型の故障品で後日液晶パネルと一緒に購入予定である。