Hone.のPC工房

PC工作好きなHone.の活動記録ブログ

当ブログはWindows10の初期ビルドが動作するPCを中心にPC改造やPC工作の記事を書いています。
当ブログでは2017年以降の「Microsoftの方針」や「Windows11」を推奨しておりません。

MNAS 1週間で電源破損(泣)したので構成変更

中華電源のハズレを引いたようだ

 先週ストレージ用電源を入手して手直しと組み込み用に修正を行い、完成となったMNASですがメンテナンス中に突然出力が出なくなりました。

 

原因は不明ですが電源断時に通電を表すLEDの挙動が変だったので気にはなっていました。まさか故障の前触れだったとわ・・・(泣)。

 

丸っと一日かけて電源部分の組み直しと、それに伴う構成変更を行いました。

 

電源部再構築

電源が小さくなった

 

 筐体スペースの関係上手持ちの高出力電源が載らなくなったのでマザーボードも変更しています。

 

その関係でマザーボード側の電源が100W程度の小さな製品でも実装可能になります。

 

電源の制御方式は以前と同じでマザーに12V 100W常時通電、ストレージ側5V 350Wをマザーボードの起動でONさせてストレージを駆動します。

 

ストレージ側の電源は破損した5V40A(200W)の代わりに5V70A(350W)を載せています。この電源は二次側安定化コンデンサが既に30000μF搭載されており、ストレージコネクタ側の10000μFと合わせれば過剰な程の安定化コンデンサが搭載された事になります。

 

多少の一時側電圧の変動にも余裕で対応できることでしょう(笑)。

 

配線経路簡略化

SATAカードの信号と電源はPCIe x1スロットから延長して接続

 

 拡張カードSATAストレージカードはPCIe x1スロットからUSB3.0ケーブルを使用して延長して接続しています。

 

今回はマザーボードにPCIeスロットがあるため12Vを供給可能になりました。

 

そのためSATAカード側のPCIeライザー基板に外部から電源を接続しなくて済みます。

 

電源変換基板

ATX規格のマザーボードを12V単一電源で駆動

 

 大変便利な12V→ATX24変換基板です。ATX電源の沢山の電源線がマザーボードだけなら2本で接続できます。(現在のマザーボードはCPUにATX12Vが必要のない製品です)

 

そこに本機ではマザーボードSATAコネクタに繋がるM.2 SATA SSDと電源のトリガー用に5Vを1本出しています。

 

配線本数が減ってケース内が非常にスッキリします。

 

マザーボード

省電力マザーボード(中央)

 

 電源の関係でマザーボードを「とにかく電気食わない」製品を選択しています(笑)。

 

マザーボードは「AsRock N3150B-ITX」で、2015年製のAtom系SoC「Celeron N3150」を採用したFANレス低消費電力マザーボードです。

 

性能の方もミニマムですが(笑)。

 

ですが後述の動作の軽いNAS OSを採用することで問題なく使用できるようです。

 

空きスペースを有効活用

マザーボード用ストレージを2枚追加

 

 マザーボードにもSATAポートがあるためストレージを追加しています。

 

こちらは起動用とバックアップなどのデータ用になります。

 

ちょうど収まりそうな空間があったので無理やりネジ込んだ形ですが、存外うまく収まっています。

 

OSも変更

 前回までの本機はOSに「TrueNAS」を使用していましたが、マザーボードの交換でパフォーマンス的に動作が重くなりそうだったので今回新たに「XigmaNAS」を採用してみました。

 

このNAS用OSは動作が軽く、それでいて必要な機能が全て揃っているフリーなOSです。

 

TrueNASの派生で「FreeBSD」で構成されているようです。

 

インストールに癖

 ただ、インストールにはちょっと頭を使わなくてはいけないようです。

 

以前のパーティション情報が残ったストレージにXigmaNASをインストールすると漏れなく失敗します。

 

おそらくはUEFIやGPT構成の書き込み(書き換え)に失敗するようです。

 

ストレージはWindowsなどを使いパーティション情報を総て削除した物を用意してインストールします。

 

構成がガラリと変わった本機

 NASにしてはCore i7を載せるなど過剰とも採れる構成だった本機ですが、AtomCeleronを採用する「ローエンド」機になりました。

 

本機全景

電源が目立ちます

 

良い事もありまして、SoCがFANレスで静穏、発熱も大人しく「温い」程度。

 

そしてAtom系SoCの省電力性と良い部分もあります。

 

その代わり起動時間がやや長くなったのと複数のジョブ(ストレージの同時読み書き)等でアクセス速度が以前よりも落ちたように感じます。

 

パフォーマンス

 Atom系SoCと聞くと「とにかく重くて使えない」イメージがあるようですが、それは現在のOSが重くなっただけで「古いOS」や「軽量なOS」では問題なく使えています。

 

今回のようにパーソナルに使うにはOSが重くなってしまった初期の頃のAtom系SoCには、「NAS OS」等を使用してファイルサーバーとして使ったり「Linux系OS」を選択することで「欲しい機能」のみをインストールした軽量なPCを構築できます。

 

実際の本機の機能では

  • CPU Core i7 → Celeron N3150 大幅低下
  • メモリ DDR3L-1600 16G → 8G 速度的には同じ
  • 消費電力 大幅低減 65W → 7W
  • 発熱 大幅低減 75度 → 50度
  • アクセス速度 LAN経由 110MB/s → 85MB/s やや低下
  • 騒音 CPUクーラーのFANが無くなりやや低減
  • 挙動 ストレージの認識にやや難があったが「良好」に

総合的評価としては低騒音化と消費電力が減らせた事は称賛したいです。

 

肝心の動作にしても不具合なく動作しているので問題なしです。

 

結果的に大満足です。

 あとはこの中華三昧中古三昧な本機が故障なく長く使えることを祈るばかりです。