10年前のMicroATXケースを改造する
ちょっと不便な旧式PCケースを私好みに作り替えようと考えています。
物は旧Dospara Prime製品のMicroATX型デスクトップケースです。
現物(写真中央)
以前第六世代 ACアダプター駆動のマザーボードを入れてPCとして利用していましたが、今回構成変更を行う為に本機筐体を大改造することにしました。
ケースを作り替える理由としては・・・
- 拡張ベイが旧世代の方式(3.5インチFDDや3点締め5インチ)
- 拡張ベイが不要(内蔵SSDは総てM.2に移行させるため)
- ATX規格の電源が嫌い(配線数が多く取り回しが面倒)
- 空気循環不足(設置面積に対してケースFANが少ない)
- MicroATXマザーボードは使わない(載せてもMini-ITX)
- 出来ればマザーボードを小さいものにして内部増設を拡充したい
まぁ一番の理由は市販のケースでは私が満足する部品配置が難しいのと、DIYするならケースや部品の配置も自分の好きなように作りたい為です。
解体
インナーフレームからバックパネルを分離
まず筐体に打ち込まれているリベットを総て取り外し、板金を総てバラします。
筐体は外装とインナーフレームを重ね合わせた構造になっており、インナーフレームの凸凹や5インチベイや3.5インチベイが邪魔なので総て取り除きます。
ついでにインナーフレームが不要となるのでインナーフレームからバックパネル部を切り出して分離します。
バックパネル
バックパネルには故障したTFX電源のAC電源側パネルを同じように切り出して取り付けています。(写真中央右側)
これで見た目はTFX電源風でも内部ではスイッチング電源を内蔵した駆動も可能になります。
具体的にはATX電源のようにゲーブルだらけにしなくて済みそうです。
バックパネルの仮付け
切り出したバックパネルをフレームに仮付けして歪みなどを直しています。
インナーフレームを除去したためフロントパネルや旧世代の拡張ベイと内部の凹凸が無くなりスッキリしています。
これで自由に部品を配置し自分好みなDIY PCが製作できます。
蓋を被せた内部
内部は375mm×328mm×93mm(内寸)のサイズがあり拡張ベイが無くなった分、自由にストレージなどが配置できます。
またバックパネルの開口部を加工すれば様々な規格のマザーボードを内蔵させることも可能です。
予定ではマザーボードに12V単一電源で駆動可能な製品を採用し、電源の省スペース化を考えています。
フロント開口部
本機前面には何も付いておらずフロントパネルを自作する必要があります。
フロントパネルの大きさは横330mm×縦95mmで予定では80mm FANを3基と、LED付き電源ボタンを1つ実装したアルミ板をリベット止めして固定します。
吸気優先でFANを取り付けデザインには拘らない様にします。
左側面と上面への固定はアルミ板を15mm程度直角に折り曲げて蓋側の固定爪に差し込む方式を採る予定です。
次回
今回はここまでです。次回は10月初旬を予定しています。
次はフロント部分の加工と各部のリベット固定を行う予定です。