拡張性ゼロのスタンダードノートPC
本日大須アメ横の某ジャンクショップでPanasonic Let's Note CF-LX5W72VSという廉価版すぎてPanasonicのページにすら型番が無い14インチノートを入手した。
価格は本体5500円、ACアダプター1500円の7000円だった。
スペック的には第六世代Core SoCとLPDDR3L 8GBオンボードメモリ、2.5インチストレージ1基内蔵可能。負荷が高まると容赦なくパフォーマンスを下げるパナソ独特の癖を持つスタンダードノートのようだ。
Fujitsuと違いFANの動作は静穏である(笑)
本機
状態は概ね良好。しかしよく見るとコーヒーを飲んでいる(笑)可能性がある。
一部のキーに打鍵不良のような兆候があるが入力自体は正常に行える。
内部
購入時ストレージが搭載されていなかったので適当な2.5インチSSDを載せた。写真を見る限り拡張性は皆無である。光学ドライブもSATAケーブルには信号が来ていないようだ。
オプションでM.2 NVMe SSDが載りそうだが関連部品が搭載されていない。
寂しいのでストレージを追加
非常に手抜きではあるが光学ドライブが載るであろう空き地にUSB3.0 SATA変換基板を載せ、M.2 2242 NGFF SSDを載せた。
USB3.0信号は本機右側USB3.0ポートに延長ケーブルを使って筐体内部に引き込み、変換基板を筐体に固定して繋いだだけである。
それでも有り余る「空き地」(笑)
追加ストレージのパフォーマンス
試しに追加したSSDのベンチマークを採ってみたが本機のUSB3.0は信号ロスが多いせいかアクセス速度が控えめである。
まぁ長い距離をフラットケーブルで引き回せば信号ロスも増えるというものである。
ストレージはネジ止めしてしっかり固定
スタンダードすぎるパナソノートをデュアルストレージ仕様に改造できただけでも良しとしよう。
信号線引き込みと吸気口
追加したストレージの熱による不具合を防ぐために筐体の一部に通気口を設けている。
追加の通気口と固定ネジ
これまた適当感半端ないがスロットカバー(本機では無意味)にも通気口を開けている。心なしかFANの排気が増えて本機の排熱が改善されているように思える。
負荷が掛かると容赦なくパフォーマンスが下がるのでベンチマークは採っていない。
詳細
- 本機はCPU負荷が高い状態が続くとCoreクロックを2.4GHzに固定するようだ
- GPU負荷が高まるとCoreクロックを1.3GHz程度まで下げてしまう
- 上記制御の動作で高負荷時の発熱は65度前後に抑えられている
今回は残念ノートに手抜きストレージ増設を施したお話。