本日大須へ出かけた際に某ジャンクショップにてAMD A6-6310を搭載したシンクライアント「HP mt245」を税込500円にて入手。
本機は2015年01月発表のHP製シンクライアントでWindows Embedded Standerd7がインストールされた企業用端末です。
マジ500円(笑)
本機はOSが消去されていましたがACアダプタさえ合えば普通に動作する完動品でした。
キーボードが1個欠損
主な不具合はキーボードの「Ctrl」のキートップが1個欠落している程度です。
液晶はTN系の映り
液晶は14インチ1366×768ドット表示のノングレアTN液晶で圧痕や焼けなどは無く映りは綺麗です。
基板面積は広い
本機はローエンドSoCの割にメモリがシングルチャンネル 2スロット仕様だったり、オプションで外部GPUが内蔵出来たりとバリエーションが豊富な様です。
メモリ周辺
本機のメモリはDDR3L-12800 × 2 スロットあり資料では4GBまで対応するそうです。ですが実質16GB程度が実装の限界だと思います。(4GB×2の8GBが認識しています)
SoC周辺
SoCはヒートパイプでFAN空冷されています。実際に負荷時でもFANの音が静かで動作しているか分からないほど静かです。そしてSoC温度も高くて65度程度と冷却性能も良好です。
WiFiとストレージ周辺
WiFiはM.2接続の2.4GHzのみ対応の製品が搭載されていましたが、後日5.2GHz対応の製品に乗せ換えました。ちなみにどちらもBT対応です。
ストレージはシンクライアントということで16GBのM.2 2242 SATA SSDが載っていましたが、後日128GBのSATA SSDと交換して動作チェックしています。
ストレージベイも少しの改造で2242から2280タイプのM.2 SATA SSDへ換装できそうです。
無効化されたODDドライブベイ
筐体の成型により光学ドライブが搭載できなくなっているODDベイがあり、内部にシャドウベイとしてODD-2.5インチ変換ブラケットなどでストレージを内蔵できるようです。
パフォーマンスに関して
本機のスペックに関してはHPの製品情報ページから確認できます。
体感的にはIntel Atom x7-Z8700(Cherry Trail)と同程度でGPD Win(初期型)と同じくらいです。
CPU部のみのベンチマーク
CPU-Z Multi Thread Bench 485(Windows10 64Bit OS:2GHz)
CPU-Z Multi Thread Bench 300(Windows10 64Bit OS:1.8GHz)
発熱は最高で65度とおとなしめで空冷FANの音も静かな部類です。
あとはメモリとストレージ、WiFiを換装することで体感速度がかなり良くなりますし、Windows10をインストールして旧世代の2D系ゲームをプレイする分には十分なスペックを持っています。
ただメモリがリングルチャネル接続なので過度な期待は禁物と言う所でしょうか。
スペックは低めですがWindows10でWEBや動画の閲覧や鑑賞は問題なく行えるシンクライアント改めWindows10ノートPCを入手しました。