Hone.のPC工房

PC工作好きなHone.の活動記録ブログ

古いソフトウェアは古いPCで活用

古き良き時代の資産は古いPCで活用

 私のPC環境では2009年~現在までのソフトウェアが混在しており、新しいWindowsでは古いソフトウェアが動作しない等の不具合が多くなってきました。

 

また新しいWindowsが必要とするPCの能力もより高性能を求めるようになり、「OSとしての機能」を求める私としては無駄な機能が搭載され過ぎて「使いにくいOS」という印象しかありません。

 

我が家ではWindows11は導入せず、WindowsからLinux系OSへ移行しようと考えています。ですが古い資産(ソフトウェア)はWindows環境で残したいと考え本記事を書いている次第です。

 

特に「テキスト型ビジュアルノベル系ゲーム」、言い換えると「美少女ゲーム」などの2D表示で画像とテキストでゲームを進めるタイトルやコンシューマーゲーム機などのエミュレーターを動作させるPCを用意しようと考えています。

 

本記事では3Dゲームを対象にはしておりません。なぜなら私が眼精疲労による体調不良のため3Dゲームをプレイできないからです(笑)

 

2D表示のWindowsゲームなどは

 比較的必要ハード要件の低い「テキスト型ビジュアルノベル系ゲーム」などはAtom系SoCを搭載した小型PCを構築し、ある程度のストレージを載せてからインストールしてプレイする形を採ります。

 

このPCにはWindows 10 Home 64bitを使用しますが、バージョンが比較的初期の「1607(RS1)」を採用し出来るだけ必要としない機能が少ない時点でのWindows10を使う事で、必須メモリ量やCPU部のパフォーマンスが比較的低い環境でも過去のソフトウェアを不都合無く利用できるように構築します。

 

またWindows自体にも色々な改変を施し、不要な機能を削ぎ落した状態で使用します。この辺はWEBで検索すれば色々と情報があるのでここでは割愛します。

 

古いWindows(パッケージ版)ゲームを動作させるには

 最近のWindows10用ゲームの事を考えるとOSはWindows10 64Bitである必要があります。そして使用するPCは2015年~2017年位に発表されたIntel Core系ならば第七世代Intel Atom系ならばGemini Lake程度までのCPUやSoCを搭載した製品を選びます。

 

2024年6月現在でもパッケージ版ソフト(ダウンロード版)が販売されている様です。

 

これらのPCは過去のソフトウェアを動作させても不都合なく動作できるパフォーマンスを持っています。またグラフィックスカードなどを追加で搭載しなくてもある程度の描画性能もあるので問題無しです。

 

この世代より新しい製品はドライバや各プロセッサーの機能などで古めのWindows10が動作しない又はドライバーが対応しない為、動作に制限が掛かるなどの不都合が生じるためです。

 

MLPC(Celeron N4120 8GBメモリ 2TB SSD 8インチ液晶の自作PC)

 

 Windows 10 Home 1607 64Bit版がインストール可能で、我が家のソフトウェアがほぼ総て動作するCeleron N4120を搭載した小型PCを作り直しました。

 

ベースは中華PCのBMAX B2 Plusで8GBオンボードメモリとM.2 NVMe SSDとM.2 SATA SSDが1基づつの2基のストレージがマザーボード上に搭載できます。

 

ネットワークはWiFiと1Gbps有線LAN(未使用)がありますが、ゲームプレイには必要ないのでソフトウェアのインストール時と時計合わせ以外はネットワークには接続していません。

 

また本機ではネットワークが必須のゲームはプレイしません。過去のパッケージゲームがメインです。

 

ネットワークが必要なときはUSB3.0接続のGigabitLANアダプタを使用してネットワークに接続し、必要な作業が終わったら取り外すのも良い方法かもしれません。

 

EmulationStationなどをインストールして過去のコンシューマーゲーム機のエミュレータとして使ってみようかと考えています。これらもインストールやアップデート以外はネットワークを使用しません。

 

昨今の最大のセキュリティは「ネットに接続しない」が正解だと感じています。あとは悪意ある仕掛けに感染したファイルを本機に持ち込まない事くらいでしょうか。

 

これで我が家の「過去ゲー」PCはなんとかなりそうです。