Hone.のPC工房

PC工作好きなHone.の活動記録ブログ

FRONTIER FRNU306入手とその後

ラズパイトップ10(仮)製作用ノートPC型筐体「FRONTIER FRNU306」入手

先日大須は某ジャンクショップにて初代NETBOOK製品の「FRONTIER FRNU306」を購入。3000円弱だったかな(笑)。

 

本機

 

 本機はCPUにAtom N450を採用した2010年発表のNETBOOK準処のノートPCです。

 

ストレージとACアダプタ、内蔵光学ドライブが欠品以外は完動品でした。

 

Windows7 Starterも動作

 

 OSをインストールして各部の動作を確認。

 

今回の目的は本機の筐体と液晶パネルの収集がメインなので完動品であることが確かめられればOKです。

 

光学ドライブベイ

 

 10インチ液晶の小型ノートですがDVD-ROMドライブが内蔵できる様です。(しませんが)

 

I/Oは側面に集中

 

 本機のI/OはUSB2.0、有線LAN、サウンド入出力、VGA、SDカードリーダーがあります。

 

しかし長時間動作させているうちに動作が不安定になり、再起動や停止などの不安定な動作を起こしたので経年劣化と判断し部品取りにします。(残念)

 

以下は本機の分解と新たな利用方法の記事となります。

 

分解と改造

バッテリーはダミー化

 

 リチウムイオン電池が嫌いな私は早速バッテリーパックからリチウムイオン電池を取り出してダミーカートリッジ化しています。

 

取り出したバッテリーは危険物回収日に破棄します。

 

内部は基板が裏向きで部品がほぼ見えない

 

 本機内部のアクセスしやすい部分にはメモリスロットとストレージベイがあり、マザーボードの部品面はキーボード(写真裏側向き)に配置されています。

 

液晶パネル

 

 液晶パネルは型番「N101L6-L02」で10.1インチ 1024×600ドット TNパネル LEDバックライト 265K色表示の「LVDS 1ch 40pin 3.3V駆動」インターフェースの製品です。

 

Amazonに出品されている液晶制御基板を用いてHDMI入力で表示させられる液晶パネルです。

 

という事は応用次第では外部ディスプレイや組み込み型表示パネルとしても流用可能を意味します。

 

Raspberry Piをノート化したい

 Windowsに飽きた私はLinux系OSに興味を惹かれている今日この頃です(笑)。

 

そこで手ごろな価格でLinux系OSの勉強ができ、色々遊べるという噂の「Raspberry Pi」を使ってみる事にしました。

 

入門ということで友人からRaspberry Pi 3 Model Bを譲り受けたので色々と試しています。

 

基板一枚がプラケースに入った状態の「ラズパイ」は配線が多くなり、置き場にも多少困ります。

 

そこで過去に「ラズパイトップ」と呼ばれた、Raspberry PiをノートPC化するケースが販売されていた事を思い出し、私もこの「ラズパイトップ」を自作してみようと考えています。

 

冒頭のFRONTIER FRNU306の筐体は、中身をそっくり抜けば加工したRaspberry Piを内蔵してノートPC化するのに向いている「大きさ」でした。

 

といってもRaspberry Piの基板そのままは入りませんので「色々と加工」が必要になりますが(笑)。

 

現在できる加工

中身くり抜き

 

 以前のNETBOOKから接続に必要なI/Oやスイッチ類を残してマザーボードの大部分を取り出し。

 

残ったのはI/O部分の基板とスピーカー、液晶パネル程度です。

 

I/O部分は外観をオリジナルのまま忠実に残したいのでマザーボードのI/O部を切り離して残しています(ぶった切りました)。

 

切り離した基板は実装部品を総て外してコネクタのみに加工しています。

 

確定ではないですがUSB接続のカードリーダーやUSBコネクタもオリジナルのまま残しています。

 

サウンドとUSB

 

マザーボードから切り離した基板にはサウンド入出力とUSB端子があり、Raspberry Pi側から引き出した各配線を接続してI/Oとします。

 

有線LANとVGA(未使用)

 

 Raspberry Piには有線LANもあるのでLANコネクタも残します。

 

画像出力は内蔵液晶画面に使用しますので外部へは出力しません。VGA端子は飾りとして残します(笑)。

 

小さくて見えませんが電源LEDやパワースイッチも実装されています。ランドが小さいので配線できるか心配ですが(笑)。

 

USBコネクタとSDカードリーダー

 

 小基板でUSB出力とSDカードリーダーがあります。それぞれUSB2.0接続なのでそのまま残しても機能しそうです。

 

本機筐体の内部空間は最厚部で18mm、最薄部でも10mmあるので気合を入れれば冷却機能を有したままRaspberry Pi 3B,4B,5Bを内蔵できると思います。

 

ただし基板からI/O部を総て取り外し、GPIOコネクタは使用しないか90度横に向けたヘッダーを取り付ける予定です。

 

今回は古いPCを利用してRaspberry Pi用ケースを作る準備をしたお話でした。