Hone.のPC工房

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NAS3522 3.5インチHDD専用NAS製作 基本部分完成

基本部分完成

 今年GWから製作を開始した3.5インチHDD 22基搭載可能なNASサーバーの増設部以外の部分が完成しました。

 

昨日取り寄せたステンパンチング板の加工に失敗しましたが、余分なお金を掛けるのが勿体ないのでそのまま使用しました。

 

リアパネル

 

 リアパネルのステンパンチング板(厚さ0.6mm)は加工失敗のときのまま(加工途中)を強引に取り付け。

 

切断工程で歪みが発生したり、板面寸法がやや大きいですが加工困難なためそのまま取り付け。

 

もうステンレスは使わないと心に誓うのでした(笑)。

 

素材が伸びて歪んでますが・・・

 加工中断の素材を経費削減のためゴリ押しで活用しているため歪な仕上がりになっていますが・・・

 

私しか使わないお一人様NASだから良いのよ?

 

というわけでそのまま取り付け。

 

完成

正面パネル

 

 本機前面に吸気の為の120mm FANが3基あり、電源スイッチとUSBポートがあります。

 

天井面

 

 筐体上側にはHDDを吊る補強チャンネル(アルミのコの字棒)と天板のアルミ板でHDDを保持。

 

側面

 

 側面はアルミ板を貼り付けて補強兼防護。

 

リア面

 

 筐体後側は件のパンチング板による排気口になります。

 

I/Oは唯一有線LANポートのみ開口して接続可能です。

 

強度確保と安全性確保のため開口は必要なものだけ開けています。

 

決して加工が面倒だったから

開口を減らしたなんてことは・・・

あるのよ(笑)。

 

まぁ必要になったらリアパネル外して色々繋げば済むことです。

 

スペックについて

 本機は3.5インチHDD 22基と拡張で2.5インチHDD/SSDが4基(起動用含む)の合わせて26基のストレージが搭載可能なNAS PCです。

 

OS次第でNAS(XigmaNAS)かファイルサーバー(Windows)にもできる汎用型ですが、一度設定したら変更や特に組み換えが面倒なのでHDDが総て揃ってから本機の運用方向性を決定したいと思います。

 

マザーボード

 本機はNASを目的に構成しているため過度な性能を必要としていません。

 

そこでマザーボードには中華製「Intel B250」チップセットを採用した組み込み用途(12V単一電源で駆動)の特殊ITXマザーボードを採用。

 

CPU

 「Intel Core i3-7100T」を採用。 特に重い作業をすることはないので低消費電力型のCPUを選んでいます。

 

メモリ

 メモリはマザーボードの制約で「DDR3-1600」 4GBを二枚で8GB搭載しています。

 

気が向いたら8GB二枚の16GBに増量するかもしれません。

 

有線LAN

 骨董品のような構成ですが我が家の有線LAN環境が1Gbps(1000Mbps)なので必要にして十分です。

 

転送速度はシーケンシャルで平均108MB/s出ています。

 

HDD

 本機に載せる3.5インチHDDは22基総て2TBの製品を載せます。

 

2TBという容量は中古で比較的安価に入手できる事とHDDのクリティカルな故障時に失うデータ量が少なくて済む事、あとはHDDの性質上「デフラグ」を行う時ストレージの容量が小さいほうが早く処理を完了できる利点があります。

 

まぁ中古HDDなので30000時間程度企業などで動作していた代物が殆ど(稼働時間に対して起動回数が極端に少ない個体)ですが、我が家ではそれらのHDDが故障して交換した事は一度もありません。

 

どのくらい安価かと言うと昨今新品の22TB HDDが安くて7万円前後、2個で14万円必要なところ、中古2TB HDDならば44000円で44TB揃えることができます。(但し中古という性質上在庫ありきになるので必ず揃えられる確証はないですが)

 

あとはHDDの方が頻繁に発生する書き換えに対して耐久性が高いといえます。

 

その代わりSSDと比べ転送速度がお世辞にも早いとは言えません。しかし、本機の有線LANの速度は1Gbps(良く出て100~110MB/s程度)なのでHDDのアクセス速度と同等程度になります。

 

よってあまり不便に感じたことはないんですよね(笑)。

 

拡張部

 これはマザーボードにあるM.2 NVMeポートにM.2 SATAカードを搭載することでSATA SSDやHDDが最大6基増設できます。(うち1基は起動ストレージ)

 

本機では空き空間に2.5インチSSD/HDDを4基載せられるように作っています。

 

3基がデータ用、残り1基が起動用として増設できます。

 

電源

 マザーボードに12V 8A(約100W)、ストレージ用に12V 30A(360W)、5V 70A(350W)の計3個の電源を搭載しています。

 

これらの電源は我が家で死蔵していた電源を再利用しただけで特に容量的な意図はありません。

 

私はDIY PCのATX規格が嫌いなのでATX系電源は使用しません。

 

サイズ・重量

 幅440mm×奥行400mm×高さ230mm(キャスター・突起部含む)

 重量はHDDフル実装時 約26Kgになると予想。

 

かなり重量があるので筐体底面に25mmのキャスターを装備。流石に手で持ち上げて移動するには厳しい重量になりそうです。

 

OS

 HDDフル実装時はXigmaNASを採用予定。

 

それまでの暫定稼働時にはWindows10 Pro 1607 64Bit版で実働データを採る予定です。

 

そんなこんなで

 ようやく筐体は完成しました。あとは気長にHDDを買い揃えることにします。