20連結SATA電源コネクタを作る
ストレージ(HDD/SSD)を20基搭載する本機ですが、電源線がかなり嵩張るのでスペースを取らない配線方法は無いかと考えていました。
そこでSATA電源コネクタ同士を銅線で1列に20個繋いで纏めてしまおうと考えました。
SATA電源コネクタ

SATA電源コネクタ20個
SATA電源コネクタは市販の「SATA5股電源延長ケーブル」を4セット購入して、延長線からコネクタを取り外して活用します。(コネクタを単品で購入すると割高だったため)
コネクタはハウジング(本体)とカバーがセットになっていますが、今回はハウジングのみを使用します。
結線

軟銅線接続
連結電源コネクタはコネクタ同士を一定間隔で、裸軟銅線を用いて半田付けしていきます。
銅線が必要な個所はコネクタの5V(3P)とGND(0V:2P/4P)の3か所です。GNDの2か所は電流保障と強度を確保するために1本多く繋いでいます。
5V線はGNDに挟まれた中央に位置しますので、絶縁の為熱収縮チューブを通しています。あとは半田付けの際の熱で縮んで密着します。
制作

ストレージ20基分半田付け
ストレージ20基分のコネクタを半田付け。軟銅線をまっすぐ癖を付けながらの作業は結構手間でした。
本機のストレージの配置間隔は15mmで、搭載可能なストレージは厚み7mmと9.5mmの製品が搭載可能です。
完成

電線を半田付け(ついでにコンデンサも)
半田付けした銅線の末端と真ん中に電源線を半田付け。
あと末端の近くと中央付近にコネクタの2Pと4Pを短絡するコモン線を3か所取り付け。これは2P側に接続した電源線の電流保障と安定性向上、GNDの接触不良緩和のために取り付けています。
あとは電圧降下を緩和するためのコンデンサを取り付け。容量は定格5倍の耐圧25V、耐熱保証105度、静電容量10000μFに設定。
このコンデンサは電源の2次側にあるコンデンサが、スペースの関係で増量できない為の措置です。
組み込み

組付けと整線
写真はストレージ20基を筐体内で接続した状態です。配線を結束しているので非常にスッキリしています。
安定化のために取り付けたコンデンサが一際大きく感じます。(実際大型ですが)
あとは電源が届けばストレージを動かせます。
まとめ
今回ストレージの電源線をスマートに纏めるために、SATA電源コネクタに軟銅線を半田付けして繋げたら丈夫でスペース的にも電源容量的にも安心できる仕上がりになったお話でした。