Hone.のPC工房

PC工作好きなHone.の活動記録ブログ

当ブログはWindows10の初期ビルドが動作するPCを中心にPC改造やPC工作の記事を書いています。
当ブログでは2017年以降の「Microsoftの方針」や「Windows11」を推奨しておりません。

Raspberry Pi 5 OS 64Bit版設定メモ

設定メモ

 このページは私が行っているRaspberry Pi 5の設定を随時メモして行きます。

 

基本的には32Bit版と共通だが、ブラウザなど64Bit版のみ対応するアプリケーションが存在するため記事を分割。

 

使用者が必要とするアプリケーションのみをインストールして使用するスタイルは非常に好ましい。

 

またRaspberry Pi 5を使用した場合において、私が必要とする作業では十分なパフォーマンスが得られておりWindowsの代替OSとしては十分と言える。

 

OSインストール

 M.2 SATA SSDまたはUSB3.0接続USBメモリを母艦PCに接続。

Raspberry Pi Imagerを使いOSイメージを書き込む。

(設定やカスタマイズはこの時済ませておく)

 

書き込んだM.2 SATA SSDまたはUSB3.0接続USBメモリRaspberry Pi 5に接続し起動。

初期起動時「電源警告」が出るので電源スイッチを1回押すと起動する。

 

M.2 SATA SSDUSB3.0変換アダプターを使用し、MicroSDの欠点である書き換えによる劣化をある程度克服できる。(耐久度はSSD次第でPCと同等になる)

 

Raspberry Pi OSのNVMe起動

前準備

 Paspberry Pi 5用PCIe接続NVMeストレージHATを入手し接続する。

製品はAmazon等から入手可能。

M.2 NVMe 2230〜2280サイズまでの様々な製品が入手可能。

M.2 NVMe SSDの搭載数も1〜4枚と複数搭載可能な製品もある。

 

以下はNVMe HATとストレージを接続した状態でPaspberry Pi 5をMicroSDから起動して設定する。

 

設定

ターミナルを起動。

sudo raspi-config

 

Raspberry Pi Software Configuration Toolを起動。

6.Advanced Options を選択。

A4.Boot Order を選択。

B2.NVMe/USB Boot を選択 ENTERキーで設定が始まる。

 

設定完了後 NVMe/USB is default boot device と表示されれば設定完了。

<了解>を選択

<Finish>を選択すると Would you Like to Reboot now? と表示するので<はい>を選択し再起動する。

 

次回起動からRaspberry Pi 5のPCIeコネクタに接続されたストレージから起動する。

 

注意点

 PCIe接続ではあるがM.2 NGFF(SATA) SSD接続のHATでは以下の方法で起動しない製品があるので注意。その場合、なぜかUSB起動設定で動作する場合がある。

 

もう一つ、PCIeを分岐し複数のNVMe SSDが搭載可能なHATの場合、PCIe Gen 3 設定では動作しない又はGen 2速度で動作する。

 

ケーブルのノイズ対策

 PCIe Gen 2設定で動作したが、Gen 3設定にしたら動作が不安定な場合、PCIe接続ケーブル(リボンケーブル)のシールド処理(ノイズ対策)を行うと改善する場合がある。

 

方法はフラットケーブルに銅箔を貼り、銅箔の末端に電線をハンダつけしHAT基板のGND(0V)の何処かにハンダ付けするとノイズに強くなる。

 

ケーブルが長い場合に効力を発揮。ただし銅箔の絶縁処理を忘れないように。

 

PCIe Gen3設定

ターミナルを起動。

sudo nano /boot/firmware/config.txt

設定ファイルを開き最下行に

dtparam=pciex1_gen=3

上の1行を追加し「Ctrl+x」、「y」、「ENTER」をタイプ。

再起動。(一度電源を切った方が誤動作がない)

 

PCIeのリンク速度をGen2 x 1の5GT/sからGen3 x 1 8GT/sへ高速化できる。

 

Gen3化してNVMe起動する場合、電源投入時の各デバイスの状態により正常起動できない場合があるようです。その場合再立ち上げで起動する場合がありますが、面倒な場合はGen2に戻して起動する方がストレスは無いようです。

 

初期起動時

タスクバーを左クリック

メニューのNotifications...を選択。Show NotificationsOFFにする。

電源警告が出なくなる。

一応再起動

 

Bluetooth機器のペアリング

USBマウスを接続。

タスクバーのBluetoothマークをクリック。Add Device...を選択。

マウスとキーボードのペアリングボタンを押してリストに現れるのを待つ。

リストに現れたデバイスを選択してPairをクリック。

対象がキーボードの場合キー入力あり。

 

パッケージ類の更新

ターミナル起動

sudo apt -y update
sudo apt -y upgrade

再起動

 

USB電源制限を解除

RaspberryメニューのPreferencesからRasberry Pi Configurationを選択。

PreferenceタブのDiseable USB Current Limitオフにする。

 

日本語表示

RaspberryメニューのPreferencesからRaspberry Pi Configurationを選択。

LocalisationタブのLocaleでSet Locale...を選択。

Language Ja(Japanese)を選択
Character Set UTF-8を選択
OKをクリックしてダイアログを閉じる。

 

TimezoneSet Timezoneを選択。

Area Asiaを選択
Location Tokyoを選択
OKをクリックしてダイアログを閉じる。

 

KeyBoardSet Keyboardを選択。

Model Generic 105-Key PCを選択
Layout Japaneseを選択
Variant Japanese(OADG 109A)を選択
OKをクリックしてダイアログを閉じる。

再起動要求にはYesを選択。

再起動

 

メニューやダイアログが日本語表示になる。

 

画面関連設定

表示密度調整

タスクバーを右クリックしタスクバーの設定...を選択。

デフォルトタブの小さな画面向けにあるデフォルト設定にするを選択。

1280×800の画面でも1920×1200程度の情報量の表示が可能になる。

OKをクリック。

 

壁紙変更

タスクバーを右クリックしタスクバーの設定...を選択。

デスクトップタブ画像にあるファイル選択BOXをクリック。

壁紙にしたい画像を選択。

OKをクリック。

 

タスクバーにあるシステムアイコンのカスタマイズ

タスクバーを右クリックしプラグインを追加/削除...を選択。

プラグインを追加/削除...の右側に対して変更を行う。

  • 空白(2)の部分をすべて取り除くを選択して削除。
  • バッテリー取り除くを選択して削除。
  • 一旦時計取り除くで削除し以下を設定。
  • 利用可能リストからCPU、CPU温度、GPUを選択して右側に追加する。
  • 時計右側に追加する。

タスクバーにCPU使用率や温度、GPU使用率が追加される。

 

ksnipインストール(スクリーンキャプチャ)

ターミナル起動

sudo apt -y install ksnip

 

Rapsberry Pi 5 OSのデスクトップ「LXQT」環境用スクリーンキャプチャソフト

インストール後起動することで画面をキャプチャできる。常駐型なので使用後はタスクバーのksnipを終了させる。

 

上の方法はキーボードに「PrtSc (Print Screen)」キーが無い場合などに有効。

 

基本的な画面キャプチャーはキーボードの「PrtSc (Print Screen)」キーで可能。その場合デスクトップ全体のイメージが「/home/ユーザー名/Pictures」にユニークなファイル名で自動保存される。

 

 

日本語入力

ターミナル起動

sudo apt -y install fcitx5 fcitx5-mozc

再起動

 

アプリのテキスト入力欄で「半角/全角 漢字」キーを押すと半角と全角入力が切り替わるようになる。

 

フォント追加

ターミナル起動

sudo apt update

sudo apt -y install fonts-ipafont fonts-ipaexfont

sudo apt -y install fonts-noto fonts-noto-cjk fonts-noto-cjk-extra fonts-noto-color-emoji
 

システムフォント変更

Raspberryメニューの設定から外観の設定を選択。

システムタブフォントIPAexゴシック Regulerに変更。

OKをクリック。

 

ターミナルのフォント変更

タスクバーからターミナルを起動。

編集から設定を選択。

スタイルタブ端末フォントIPAゴシック Regulerに変更。

OKをクリック。

 

Braveインストール(WEBブラウザ)

ターミナルを起動。

sudo apt install curl

sudo curl -fsSLo /usr/share/keyrings/brave-browser-archive-keyring.gpg https://brave-browser-apt-release.s3.brave.com/brave-browser-archive-keyring.gpg

echo "deb [signed-by=/usr/share/keyrings/brave-browser-archive-keyring.gpg] https://brave-browser-apt-release.s3.brave.com/ stable main"|sudo tee /etc/apt/sources.list.d/brave-browser-release.list

sudo apt update

sudo apt install brave-browser

コマンド終了後再起動。

これはBrave公式のDebian Linux版インストールの引用。

 

Brave起動時にデフォルトキーリングダイアログが毎回表示される場合、「ファイルマネージャ」を開き隠し属性ファイルを表示可能に設定した後、「.Local/share/」にある「keyling」フォルダを削除する。環境によってKeylingフォルダの名称が違う場合があるが「Keyling」を含むフォルダ名ならば該当する。

 

一部のRaspberry Pi 5で不具合が発生する。現象は一時的にWEBページが表示されるが、数秒から数十秒でエラー画面に切り替わる。(バージョン1.73.104にて不具合解消を確認)

 

Pi-Appsインストール(アプリケーションライブラリ)

ターミナル起動

wget -qO- https://raw.githubusercontent.com/Botspot/pi-apps/master/install | bash

Raspberry Pi 5に追加のアプリケーションをインストールできる。

 

Transmissionインストール(Torrentクライアント)

RaspberryメニューのアクセサリからPi-Appsを選択。

起動したPi-AppsのリストからInternetを選択。

次の候補からTransmissonを選択し、Details of TransmissionInstallをクリック。

Transmissonの起動はRapsberryメニューのインターネットを選択し、Transmissionをクリック。

 

Audaciousインストール(リスト型音声プレーヤー)

RaspberryメニューのアクセサリからPi-Appsを選択。

起動したPi-AppsのリストからMultimediaを選択。

次の候補からAudaciousを選択し、Details of AudaciousInstallをクリック。

 

AudaciousWindowsiTunesのプレイリスト専用版のような音楽再生アプリケーションで、母艦のiTuneで整理した音声ファイルをそのまま登録して再生できる。

ただしアルバムアートフォルダは取り除かないとゴミが登録される。

iTuneとは違い使用メモリやCPU負荷が少なく音声再生中でも他の作業に影響しない。

 

Nemoインストール(ファイルマネージャ)

RaspberryメニューのアクセサリからPi-Appsを選択。

起動したPi-AppsのリストからPackagesを選択。

次の候補からNemoを選択し、Details of NemoInstallをクリック。

 

NemoはRaspberry Pi OSの標準ファイルマネージャのPCManFMと同じだが、挙動や表示形式が若干異なり、私はNemoの方が好ましい。

 

remminaインストール(リモートデスクトップクライアント)

ターミナルを起動。

sudo apt install -y remmina

起動はRaspberryメニューのインターネットにあるRemminaをクリック。

メニュー上部のプルダウンを「RDP」にしてテキストボックス対象PCのIPアドレスを指定することでWindows PCにリモート接続できる。

 

Raspberry Pi 5ではWiFi接続であっても接続に遅延を感じることなく、リモート側PCの操作も軽快に行える。

 

これでMicrosoftWindows OSを搭載したコンソールPCを用意しなくても事足りるようになった。

 

オーバークロック

ターミナルを起動。

sudo apt -y update
sudo apt -y dist-upgrade
sudo reboot

Raspberry Pi OSを最新の状態に更新してリブート。

 

ターミナルを起動。

sudo nano /boot/firmware/config.txt

設定ファイルを開き最下行に

over_voltage_delta=50000
arm_freq=3000
gpu_freq=1000
force_turbo=0
temp_limit=75
power_off_on_halt=1

上の青字の部分を追加し「Ctrl+x」、「y」、「ENTER」をタイプ。

再起動。(一度電源を切った方が誤動作がない)

 

上記設定でCPUがアイドル1.5GHz、負荷時3.0GHzで動作しGPUは1.0GHz駆動となる。

CPUの発熱は75度でデフォルトの2.4GHzに抑えるように設定。

また電源OFF時にGPIOヘッダーの3.3Vの出力を切るように設定。電源OFF時の消費電力を抑えられると同時に3.3Vを電源と連動したトリガーとして利用できる。

 

何れにしても本機の個体差で「動作する・しない」があるようなので設定は慎重に行う。

 

他PCの共有フォルダをマウントして起動

ターミナルを起動。

sudo apt-get update

sudo apt-get install samba

sudo apt-get install smbclient

sudo apt-get install winbind

sudo apt-get install libnss-winbind

緑字の部分はWindows共有フォルダにアクセスしない場合は不要かも。

 

マウントポイントを作る

sudo mkdir -m 777 /home/ユーザー名/共有フォルダ名

ユーザー名はRapsberry Pi側のユーザ名。

 

パスワードファイルを作る

sudo mkdir -m 755 /etc/smb-credentials
sudo nano /etc/smb-credentials/.password

 

以下の2行を記述して保存

username=ユーザー名

password=パスワード

上の2行を追加し「Ctrl+x」、「y」、「ENTER」をタイプ。

ユーザー名パスワードは接続する共有フォルダのアカウントを指定する。

 

sudo chmod 640 /etc/smb-credentials/.password

アクセス権付加。

 

起動と同時にマウントする

sudo nano /etc/fstab

 

以下の行を加工して保存

//共有先PCのIPアドレス/共有フォルダ名 /home/ユーザー名/マウントポイント cifs _netdev,x-systemd.automount,credentials=/etc/smb-credentials/.password,defaults,uid=1000,gid=1000 0 0

上の1行を追加し「Ctrl+x」、「y」、「ENTER」をタイプ。

赤字は接続する相手PCの情報、緑字は上で作ったマウントポイント(フォルダ)、紫字は上で作ったパスワードファイル。

マウントする共有フォルダの数分記述する。

 

再起動後共有フォルダをマウントした状態で起動する。

注意として上記の方法ではデスクトップに同じ共有フォルダが2個づつ表示される。数が多い場合はデスクトップにマウントフォルダを表示しないよう設定すると良い。

 

またファイルマネージャーからは起動時にマウントした共有フォルダをアンマウントできない。

 

SWAPメモリサイズ変更

 4GB版Pi 5ではアプリケーションの複数起動で実メモリ不足に陥りやすい。アクティブでないアプリケーションはSWAP領域(仮想メモリや退避バッファに相当)へ使用するメモリの一部を退避させることでアクティブなアプリケーションの実行メモリを確保するらしい。

 

SWAPメモリサイズはデフォルトでは512GB確保されているが64Bitアプリケーションでは少々足りないように感じる。

 

そこでSWAPサイズを増やしてアプリケーションの実行に必要なメモリサイズを確保しやすくする。

 

ターミナルを起動。

swapon -s

 

上のコマンドで現在のSWAP Fileのサイズと格納位置が調べられる。

 

sudo service dphys-swapfile stop

 

上のコマンドでメモリスワップを停止してスワップファイルの変更を可能にする。

 

sudo nano /etc/dphys-swapfile

 

上のコマンドでスワップ設定を編集する。編集する項目は以下の2項目。

 

CONF_SWAPSIZE=4096

CONF_MAXSWAP=4096

 

上の2行の先頭にある「#」を消して「=」の後の値を変更。数値的にはPi 5に実装されている実メモリサイズと同程度を指定すれば良い。

 

この値を大きくし過ぎてもストレージのデータ領域が減少するだけで効果としては微妙である。

 

AntiMicroXインストール(ゲームPADを認識させる)

RaspberryメニューのアクセサリからPi-Appsを選択。

起動したPi-AppsのリストからToolsを選択。

次の候補からAntiMicroXを選択し、Details of AntiMicroXInstallをクリック。

 

RaspberryメニューアクセサリからAntiMicroXを起動。

USBポートにゲームパッドを接続し、メニューのオプションにあるジョイスティックを更新を選択。

ウインドウにPADのボタン割当設定が表示されればPADを認識している。

 

他のアプリケーションでゲームPADを使用する場合は、一度本アプリケーションでゲームPADをのボタン割当を行い設定の「保存」を行う。

設定の保存を行わないと他のアプリケーションでゲームPADを認識できない場合がある。

 

Kritaインストール(総合グラフィックススタジオ)

RaspberryメニューのアクセサリからPi-Appsを選択。

起動したPi-AppsのリストからCreative Artsを選択。

次の候補からKritaを選択し、Details of KritaInstallをクリック。

 

 Photoshopに近い豊富な機能をもつ「full-featured digital art studio」でありメモリ4GBの本機でも十分に動作する。何らかのエラーで即落ちしても直前の作業内容をファイルにバックアップとして持っているため安心して作業が可能である。