「SLPC」を廃止してPiBOX10を完成に近づけた
SLPCとは以前Intel Processor N100を搭載した一体型小型デスクトップPCがありましたが、最新プロセッサー製品が私の利用目的には合わない製品でしたので分解の後今回製作するRaspberry Pi 5(以後マザーボード)採用の「PiBOX10」の機能部品として再構成しました。

外観は以前とあまり変わらない
当初1024×600ドットの10インチ液晶モニタを内蔵する予定でしたが、出費が嵩む様なので現存する不要となったPCから部品を流用することで製作時間と出費を抑える事が出来ました。
また筐体が小型になったおかげでサイズ的にもラズパイPCっぽくなったように感じます。

左側
筐体左側はマザーボードのI/Oがあります。それ以外は電源となる19V用の延長ケーブルのみです。

上側
筐体上面は排気口の網があり後面より吸気した空気を排出しています。
ついでにマザーボードから出た熱が筐体内を還流しない為の対策にもなっています。

後面
後面には80mm FANがありここからのみ内部へ吸気します。
多少過剰な大きさではありますが12V駆動の製品を5Vで動作させることにより、静音性と最適な空流量を実現しています。
あとは以前の名残である穴をアルミ板で塞いでいます。

スタンド
自立スタンドは小面積のアルミ板を加工して配置してます。
おおよそ15~20度程度チルトできます。それ以上傾けると倒れてしまいますが(笑)。

基板側内部
本機内部は高さ30mmに余裕で収まっています。

ストレージM.2 SATA SSD(完成後はデータストレージとして利用します)
最初ストレージはUSB3.0接続にしようと思いましたが、加工に失敗して1枚目の変換基板を破損させたのでUSB2.0接続で加工しています。(アクセス速度は35MB/s程度)
現在1TBのSSDを載せてRaspberry Pi OSを起動させています。(USB2.0接続SSDの方がMicroSDよりも読み書きに対する耐久性が高く起動ストレージとしても有効です。)
後日この基板の上にPCIe接続のNVMe SSD用HAT基板を搭載して起動ストレージにします。

マザーボードはRaspberry Pi 5 4GB版
マザーボードはほぼノーマル状態です。電源ONのタイミングの為USB2.0のバスパワーをトリガーにしています。

電源部
DC-DCコンバーターを使用して5V 10Aと液晶制御用に12V 3Aを作っています。
Raspberry Pi OS内の/boot/firmware/config.txtにusb_max_current_enable=1を追加してRaspberry Pi 5の電源警告を無効化しています。
上の変更を行ってもデスクトップのポップアップで電源警告が表示されますがUSB3.0での起動が行えるので問題ない様です。
不具合として現在は液晶制御に難があり、マザーボードの電源断時に液晶パネルのバックライトが点灯しっぱなしになります。
液晶制御用の電源をマザーボードの電源に連動できるようにDC-DCコンバータを交換しようかと考えています。(PWM制御端子付きの製品へ変更予定)

液晶制御基板
液晶制御基板はHDMIのみの入力で、音声出力もある製品を選べばサウンド出力を実現できます。

Raspberry Pi SOも正常に起動
本機は1280×800ドットの液晶を搭載していますが、液晶制御基板のスケーリングにより1920×1080までの表示が可能です。
通常は800pの解像度で表示し、表示密度が欲しい時には1080p表示にして使用できます。
現在動作チェックとWindows時代のソフトウェアがどれだけ動作するか検証に入っています。
PiBOX10はどうにか動作できる所まで製作が進みました。