更新:BIOS設定にて再起動時の不具合を解消
更新:追記
筐体加工はこれで最後?
かなり形になってきた本機の筐体だが、今回で加工は終わる。
フロント
保護フィルムを剥がした状態。写真だときれいに映るが肉眼だと開口部が結構汚い出来になっている。
リア
罫書きの仕方が悪く加工時に筐体折り曲げ部によりうまく加工ができず汚い出来だ。
次回作は筐体のフロント、トップ、リアは1枚板で独立した作りにしようと思う。
部品を組み付けたフロント内部
アクセスLEDに使っている部品は押しボタンスイッチなので機能を追加して液晶モニタのバックライトON/OFFスイッチを兼用した。
夜中の動作中に液晶モニタを表示させていると無駄に明るいので必要無い時には液晶の表示を消しておく。
部品を組み付けたリア内部
FANと有線LANコネクタを取り付けた状態。この後FANの配線を行った。
内部にFANガードを使用したため筐体外部に使うFANガードが不足したので後日購入しようと思う。
優先して「筐体内部にFANガード」を設置する理由は筐体内部の配線類がFANブレード(羽)に干渉して傷付き場合によっては断線やショートなどの事故に繋がるので「内部ほど対策はしっかりするべき」である。本来は円形ではなく網目状のFANガードが良いのだがあまり空流を妨げる形状は好ましくないので写真のような形にした。
ほぼ完成
不足部品はあるが概ね加工は終了した。あとはソフトウェアの最適化やチューニングを行うのみである。
液晶画面は物理解像度1024×600ドットだがスケーリングで1920×1080ドットまで表示可能である。フルハイ表示は文字が潰れて視認性が悪いが表示情報量が欲しい場合は解像度を上げることができる。
フルハイ表示でも決して文字が読めないわけではない。全画面表示のゲーム画面が綺麗に感じる程である。(ドットジャギーが表示補完で滲む事により滑らかな表示に見える)
左前から
吸気口がかなり目立つがおかげで筐体内は熱の籠りもなく動作は良好だ。
右前から
右側面の吸気口は電源の冷却も兼ねている。コンデンサの増量もあり動作は安定している。懸念があるとすれば落雷などでサージが発生した時の保護能力が如何程の物か多少心配ではある。
後ろ側(FANは後日交換予定)
FANは適当な在庫を使用したため左右で能力の異なるチグハグな製品を使っている。
動作に問題はないが後日同一製品を購入し交換予定である。
同時にFANガードも装着しようと思う。
不具合(解消)
現在判明している不具合として「再起動に失敗」する。原因はCPUであるCore i3-4130TがマザーのH97I-Plusと相性が悪い様である。
以前の構成であるCore i3-4130(54W)では正常に機能したので相性問題と結論付けている。
サーマルグリスを切らしているので購入後CPUをCore i3-4130に戻す予定である。
再起動時に起動に失敗していたが、その後の調べでBIOS設定の項目
POST Report 3sec 👈BIOS画面表示時間を長めに設定
Wait For "F1" if Error Enable
Interrupt 19 Capture Enable
Above 4G Decoding Enable 直接的な関連性は不明
に設定し再起動時の起動開始時間を遅らせることで不具合は解消した。
動作テスト
動作は良好。(一部CPUの機能に相性問題があるが) ストレージも正常に動作しているし目立った不具合も見当たらない。
CPU:Core i3-4130T
CPU-Z Bench Multi Thread 801.3
HDD:
マザー シーケンシャルリード170MB/s 同ライト160MB/s
増設部 シーケンシャルリード186MB/s 同ライト172MB/s
SSD:
NVMe Gen3 x2
シーケンシャルリード835MB/s 同ライト811MB/s
LAN:LAN Speed Test 4.4(100MB)
Download 761Mbps Upload 422Mbps
Windows File Copy 105MB/s
上記の結果から骨董品ながらNASとしてはまだまだ使える性能が出ていると思う。
不足部品の取り付けや交換が終わり次第、本機の製作は完了と言うことにする。
拡張の可能性
本機に追加でインストールしたローカルWEBサービスのパフォーマンス向上の為、CPUを現在のCore i3-4130TからCore i5-4460へアップグレードするかもしれない。
35Wから84WへCPUの消費電力が上がってしまうが筐体の空流ならば発熱への心配も無いし現在のCPUクーラーでも対応できるらしい。
問題は電源でPC用電源のようにアクティブPFC回路などの補償回路は無いのでどこまでの負荷に対応できるかテストするしかない。
問題が無ければCPUをアップグレードしてみようと思う。