映像の乱れはドライバーだった
昨日完成したMLPC3だったが液晶の表示が偶に一瞬切れる症状が発生していた。おそらくはHDMIの信号ケーブルだろうと色々と対策を行っていたが一向に改善する気配がなかったのでケーブル自体を交換を考えていたが、思い立ってドライバーを削除して再度インストールし直してみた所、映像の不具合が改善したようだ。
気付くのが遅れたためノイズ対策などで1日費やし無駄なことをしてしまった。映像の不具合が改善したことにより後に筐体内部の電源を見直して再配置を行った。
完成後のパネル側
液晶制御基板の電源に超小型のDC-DCコンバータを使用し入力電圧19Vに対応した。これで電源の入力が12Vでも19Vでも制御基板には常に9~12Vが供給されるため電圧による不具合は無くなった。
完成後の本体側(放熱板無)
電源統一化に伴い場所を食っていたDC-DCコンバータを撤去。その代り排気FANの電源に超小型のDC-DCコンバータを設置して電圧を自由可変にすることで騒音と排気量に対する妥協点を見つけ調整している。
あとは全体的な配線を整線する事でスッキリさせている。
完成後の筐体側(放熱板あり)
最終的にはマザーボードにNVMe SSDの放熱と簡単なノイズ対策としてアルミ板を設置。今となっては杞憂だったが液晶制御基板の誤動作を緩和する目的があった。
本体裏側
最大の失敗だったマザーボードの吸気穴のズレ(写真中央)に対しマザーボードの取り付け位置を調整することで修正。結果余分な穴が増えてしまったが・・・。
筐体左側
外部I/Oはマザーボードの位置修正の為さらに内側に引っ込んだ。OSの再インストールやバックアップでもしない限り使用されない部分なので問題なし。
ダクト
あとはマザーボードからの排気を通すダクトのサイズも修正している。
I/O部分を含む排気ダクトの開口部は特別メクラや網などを使用せずそのままだ。
完成
MLPC3通電中
小型Windowsゲーム機MLPC3が完成した。
コンセプト的にはWindows7時代のパッケージゲームやゲーム機エミュレーター、旧PCのエミュレーターなどでゲームをプレイするための「ゲーム機」で、画面の解像度がFHDまでスケーリング表示ができるため物理液晶表示サイズを超えるブラウザゲームなどもプレイ可能である。
500mlのペットボトルとの対比
スペック的にも第七世代Core SoCや8GBメモリ(デュアルチャンネル)、Iris Plus Graphics 640など必要にして十分だしストレージも総容量3TBと十分である。
第12世代の現在から比べると骨董品に近いスペックだがOSもソフトウェアも当時やそれ以前の物を扱うなら最新機種を使わない方が都合がよい。
これにて小型据え置きPCのMLPC3は完成した。