ようやく完成
SLPCのサイズダウンを行うためにMLPC2の部品を流用して新たにMLPC3を製作し始めた。先回は液晶パネルを始め部品調達を開始していた。
アルミケース加工 本体側
ケースの加工は予め寸法出しと加工寸法を記した型紙を用意し、アルミケースが届いたら直ぐに型紙を張り付けて罫書き作業に入る。
罫書きが終わればあとは穴あけだの型抜き作業を行う。
アルミケース加工 パネル側
パネル側加工が一番神経を使った部位である。開口面積が広く液晶パネルの表示面の加工なので手を抜くと残念な仕上がりになる。
結局おじさんの手作業的に綺麗とは言えない仕上がりになったのだが・・・。
正面パネル加工
開口したパネル面に部品を組み付け。液晶パネルのフィッティングでは数回の開口手直しが行われた。
パネル面は下側に右手から電源、液晶操作ボタン(+、-、選択、メニュー)、フロントUSB2.0ポートの順に並んでいる。
操作スイッチには基板用タクトスイッチをそのままケースの開口部から露出させて利用している。ボタンが小さいが頻繁にポチポチ連打する訳では無いのでこの大きさでも必要にして十分だろう。
正面パネル内部
パネル側ケース内部には液晶パネルや操作スイッチ類のほかに筐体の足(ヒンジ)やNGFF SATA接続の増設ストレージを天井内面に設置している。
完成間近の本体側
本体側はマザーボードや換気用FAN、後で追加となったDC-DCコンバータやNGFF USB3.0接続の増設ストレージを設置している。
完成時の内部
完成時にはマザーボード直上にアルミ板を設置してNVMe SSDの放熱とノイズ対策にしている。
ただ液晶表示が偶に一瞬ではあるが信号ロストする時があり、ノイズを疑って対策をしたがあまり効果が無く後になって気づいたのがグラフィックスドライバの相性を疑っている。
正面
完成後通電中の本機。傾斜可能な足を取り付け表示角度を変えられるようにしている。あとは転倒防止も兼ねている。
それにしてもグレア液晶は手垢が目立ってしょうがない。
後面
本機後ろ側に最大の失敗であるFANの吸気穴が横に5mm程度ズレてしまっているのが判る。ただこの状態でもある程度吸気は可能なのでそのままにしている。
あとはアルミケースの弊害とも言えるWiFi、Bluetooth用のアンテナが露出している。金属筐体だと電波を通さないため苦肉の策で筐体後ろ側にアンテナを設置することである程度目立たなくしている。
左右側面
左側面はマザーボードのI/OとCPUクーラーの排気口がある。15mmほど奥に入り込んでいるのはHDMIケーブル分奥に設置している。映像出力を液晶パネル側へ引き込む際に目立たなく処理する為にこのような形になった。
奥まった場所にUSB3.1 TypeAと有線LANがあるが、本機は運用上外部I/Oはほぼ使わないので設置場所には拘らない。
右側面はヘッドフォン出力以外は何もない。内部部品取り付けネジが露出している程度である。
現在の不具合
液晶表示に不具合がある。
1280×720ドットや1366×768ドット表示(スケーリング表示)にて信号ロストによる瞬時信号なし状態になる。1920×1080ドット表示のスケーリング表示では現象は発生しない様だ。
後日液晶制御基板と液晶パネルドライバー部を薄いアルミ板にてシールド処理してみようと思う。