本機はエルザ製VIXEL LDZ230(ゼロクライアント)の筐体と液晶パネルを使用した一体型PCの製作過程を示す。
当初Intel NUCの組み込みを予定していたが、完成したPCが2台あっても片方は使わないだろうと考えSLPCからIntel ATOM SoC型Celeron搭載のマザーボードを組み込む事にした。
基板部全景
BMAX B2 Plusと必要な配線を接続した状態。PC部に関しては電源とUSB HUBを接続すれば形になる。
現在はテスト的な構成だが制御基板と液晶パネルが無事動作してからの話になる。
PC接続部
基板収納スペースは広大だが高さ方向が最大で35mmと低い。
当初100Vから12Vを作って供給する予定だったがスイッチング電源が入らないかもしれない。
そうなった場合は5V用に手配したDC-DCコンバータを12V用に転用し、本機電源を19V入力12V動作へと仕様変更が必要になる。
上の写真は接続部が非常に見苦しいが動作さえ出来れば内部はさほど問題ではないし、今後PC部のマザーボードを入れ替えた際に新たに必要な作り込みを行えばそれでいい。
液晶制御部取り付け予定箇所
液晶制御基板はPCからHDMI接続し他の入力は普通の液晶モニタ同様外部入力可能な構成にする。
操作パネル基板
操作パネル基板は不要な部品を撤去した後操作用タクトスイッチやLEDに直に配線している。
液晶制御基板やPCマザーボードにもこれらの配線を直に接続する。
本機を製作するにあたり
今回は23.6型とちと大型な液晶サイズにPCを組み合わせる試みであり、一般的なモニタ一体型PCと同様な作りを目指す。
また今後のパワーアップを見据えてマザーボード交換とI/O部の最低限の手直しで再構成可能な作りにしたい。
今はまだパワーアップを考える段階ではないので液晶表示部を作り込み実働テストを終えてから改めて考えたい。
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